NBAの2021-22シーズンは、ゴールデンステイト・ウォリアーズが通算7度目の王座を獲得して幕を下ろした。
ボストン・セルティックスとのNBAファイナルを4勝2敗で制したウォリアーズは、シリーズ平均31.2点、6.0リバウンド、5.0アシスト、2.0スティールを残したステフィン・カリーが満票でファイナルMVPに選出された。
カリーは敵地で行なわれた第4戦で43得点、10リバウンドの超絶パフォーマンスを披露。さらに第6戦では34得点と大舞台で強烈なインパクトを放っていただけに、この結果に異論はないだろう。
ただ、もしカリー以外でMVPを選ぶとしたら、多くの者がアンドリュー・ウィギンズを挙げるはずだ。201センチのフォワードは、第4戦で17得点にキャリアハイの16リバウンド、第5戦ではチームトップの26得点、13リバウンドをマーク。この第5戦でカリーが16得点、8アシストに終わったこともあり、一時はウィギンズのMVP説も流れるほどだった。
そしてシリーズに決着をつけた現地時間6月16日の第6戦で、ウィギンズは18得点、6リバウンド、5アシストに4スティール、3ブロックとマルチな働きを見せ、キャリア初のNBAチャンピオンに輝いた。
優勝後に米放送局『NBC Sports』の番組に出演したウィギンズは、カリーのMVPに全く異論はないと断言していた。
「僕はいいプレーができた。でもステフはステフ。ステフはG.O.A.T.(Greatest of all time:史上最強)の1人だからね。(彼が)十二分に相応しい。彼がこのチームを引っ張ってくれたんだ。それに、彼がコートに入ると4人がガードしていたんだからね」
ウィギンズはファイナルで主に1対1からのミドルジャンパー、そしてファーストブレイクやオフェンシブ・リバウンドからセカンドチャンスで得点を稼いでいた。一方のカリーはコートの高い位置から相手チームに徹底マークされていたため、彼のファイナルMVPは投票結果が示すように文句なしの結果と言っていいだろう。
とはいえ、初出場のファイナルでMVP候補になるほどのパフォーマンスを演じたことは大きな自信になったに違いない。27歳のスウィングマンは来季、さらに進化した姿を見せてくれるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
ボストン・セルティックスとのNBAファイナルを4勝2敗で制したウォリアーズは、シリーズ平均31.2点、6.0リバウンド、5.0アシスト、2.0スティールを残したステフィン・カリーが満票でファイナルMVPに選出された。
カリーは敵地で行なわれた第4戦で43得点、10リバウンドの超絶パフォーマンスを披露。さらに第6戦では34得点と大舞台で強烈なインパクトを放っていただけに、この結果に異論はないだろう。
ただ、もしカリー以外でMVPを選ぶとしたら、多くの者がアンドリュー・ウィギンズを挙げるはずだ。201センチのフォワードは、第4戦で17得点にキャリアハイの16リバウンド、第5戦ではチームトップの26得点、13リバウンドをマーク。この第5戦でカリーが16得点、8アシストに終わったこともあり、一時はウィギンズのMVP説も流れるほどだった。
そしてシリーズに決着をつけた現地時間6月16日の第6戦で、ウィギンズは18得点、6リバウンド、5アシストに4スティール、3ブロックとマルチな働きを見せ、キャリア初のNBAチャンピオンに輝いた。
優勝後に米放送局『NBC Sports』の番組に出演したウィギンズは、カリーのMVPに全く異論はないと断言していた。
「僕はいいプレーができた。でもステフはステフ。ステフはG.O.A.T.(Greatest of all time:史上最強)の1人だからね。(彼が)十二分に相応しい。彼がこのチームを引っ張ってくれたんだ。それに、彼がコートに入ると4人がガードしていたんだからね」
ウィギンズはファイナルで主に1対1からのミドルジャンパー、そしてファーストブレイクやオフェンシブ・リバウンドからセカンドチャンスで得点を稼いでいた。一方のカリーはコートの高い位置から相手チームに徹底マークされていたため、彼のファイナルMVPは投票結果が示すように文句なしの結果と言っていいだろう。
とはいえ、初出場のファイナルでMVP候補になるほどのパフォーマンスを演じたことは大きな自信になったに違いない。27歳のスウィングマンは来季、さらに進化した姿を見せてくれるかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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