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NBA

過熱するデュラントの“トレード狂騒曲”。「なぜKDとカイリーを手放してやり直すんだ?」と名物コメンテーターは放出に反対<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.07.04

はたしてネッツはデュラントをトレードするのか。ベイレス氏は放出に反対のようだ。(C)Getty Images

はたしてネッツはデュラントをトレードするのか。ベイレス氏は放出に反対のようだ。(C)Getty Images

 リーグに衝撃を与えたケビン・デュラントのトレード要求。はたしてブルックリン・ネッツは、希望通りに彼を他球団へ放出するのか、それともキープするのか。現役最高のスコアラーが動くとなれば、勢力図が一変することは間違いない。

 この大ニュースについて、リーグOBや識者、ファンから様々な意見が飛び交っているが、アメリカのスポーツコラムニストであり、名物コメンテーターとしても知られるスキップ・ベイレス氏は放出に反対のようだ。氏は自身のSNSにこう綴っている。

「もし私がネッツの経営者なら、ケビン・デュラントにこう言うだろう。『君には契約があと4年残っている。来年はカイリー(アービング)とベン・シモンズとともにネッツでプレーするんだ。そしてすべてを勝ち取ろう』とね。もしKD(デュラントの愛称)が別のコーチを望むなら、それは構わない。だが、なぜKDとカイリーを手放してやり直すんだ?」
 
 ネッツは2015年以降、長い時間をかけて着実に再建を進め、2019年オフにデュラントとアービングを、さらに2020-21シーズン開幕直後にはジェームズ・ハーデン(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)をトレードで獲得。ようやくリーグ制覇が狙える体制を整えたかと思われた矢先、昨季途中にハーデンがトレード移籍、その上デュラントとアービングも放出となれば、これまでやってきたことがすべて水の泡となってしまうだろう。

 ただ、やはりネッツも簡単に手放す気はなく、トレードの見返りとしてかなりの対価を求めているという。そのため、多くのチームが触手を伸ばしているものの、トレードがまとまるのはトレーニングキャンプまでずれ込む可能性もあるようだ。

 リーグ全体を巻き込んだ“デュラント狂騒曲”は、いったいいつ終わりを迎えるのだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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