専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

大型新人バンケロがサマーリーグの残り試合を欠場へ。指揮官は「我々はパオロに何ができるかをもう見てきた」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.07.12

バンケロはサマーリーグ2試合で平均20.0点、5.0リバウンド、6.0アシストとオールラウンドな活躍を見せた。(C)Getty Images

バンケロはサマーリーグ2試合で平均20.0点、5.0リバウンド、6.0アシストとオールラウンドな活躍を見せた。(C)Getty Images

 現在、ラスベガスで開催されているNBAサマーリーグ。現地時間7月11日のオーランド・マジックとオクラホマシティ・サンダーの一戦では、今年のドラフト1位でマジックに入団したパオロ・バンケロと、2位指名のチェット・ホルムグレン(サンダー)の対戦が期待されていたが、試合前にマジックはバンケロを、サマーリーグの残りの試合に出場させないことを発表した。

 この決定について、マジックのジャマール・モーズリーHC(ヘッドコーチ)は「他の選手たちにプレーする機会を与え、彼らの能力を発揮できるようにしたい。彼らにチャンスを与えること、それがサマーリーグのポイントでもある。そして我々は、パオロに何ができるかをもう見てきた」と説明した。

 また、マジックはバンケロのほか、フォワードのアドミラル・スコフィールドとガードのRJ・ハンプトンも残りの試合を欠場する予定だという。

 身長208cm・体重113kgのパワーフォワードのバンケロは、サマーリーグ2試合に出場し、平均20.0点、5.0リバウンド、6.0アシスト、2.50スティール、1.00ブロックをマーク。非凡な得点力に加え、視野の広さ、守備力の高さなどオールラウンドな働きを披露し、ドラフト1位の実力を証明した。
 
 サマーリーグでのパフォーマンスについてバンケロは次のように振り返っている。

「自分のプレーには満足しているけど、改善点もたくさんあった。2試合目はターンオーバーが多かった(8本)。最初の2試合は、自分の感覚を取り戻すための試合だったと思っている。でも全体としては、かなりうまくいったと思う」

 なお、幻に終わったドラフト上位対決は16得点、10リバウンド、2ブロックの活躍を見せたホルムグレン擁するサンダーが84―81で勝利している。

 2人の対決が見られなかったことはファンにとっては残念だが、モーズリーHCが語ったように、ほかの選手たちにチャンスを与えること、そしてケガのリスクを考えるとマジックにとっては賢明な判断だったと言える。

 19歳の大型ルーキーにはシーズンデビューに向けて準備を進め、開幕後は低迷するマジックの救世主としてNBAのコートで大いに暴れ回ってほしいところだ。

構成●ダンクシュート編集部
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号