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NBA

ウォリアーズ優勝戦士が2季ぶりに復帰するワイズマンへ助言「ステフたちに手助けをしてもらう必要がある」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.07.21

ルーキーシーズンは39試合に出場し平均11.5点をマークしたワイズマン。昨季の全休を経て完全復活を目指す。(C)Getty Images

ルーキーシーズンは39試合に出場し平均11.5点をマークしたワイズマン。昨季の全休を経て完全復活を目指す。(C)Getty Images

 現地時間7月20日、ゴールデンステイト・ウォリアーズについて語り合うポッドキャスト番組『Light Years』にOBのアンドリュー・ボーガットが出演し、今季復活を目指すジェームズ・ワイズマンについて語った。

 ボーガットは2005年のドラフト全体1位でミルウォーキー・バックスから指名されたオーストラリア出身のビッグマン。12年3月にトレードでウォリアーズへ加入し、計5シーズンをプレー、15年には先発センターとして優勝に貢献した。

 ボーガットが加入した当時、ウォリアーズはステフィン・カリー、クレイ・トンプソンの“スプラッシュ・ブラザーズ”をチームの軸にし始めていたこともあり、バックス時代の平均12.7点、9.3リバウンドから、移籍後は同6.1点、8.1リバウンドとスタッツが下降。それでもベテランとして新たな役割を受け入れ、平均1.66ブロックを記録するなど縁の下の力持ちとしてチームを支えた。

 一方、20年のドラフト全体2位指名のワイズマンは今季が実働2年目。213cm・109kgのサイズに身体能力を兼備するビッグマンは、昨季はヒザのケガのため全休したものの、7月のサマーリーグでは4試合に出場して平均10.5点、5.5リバウンド、2.00ブロックをマークするなど元気な姿を見せた。
 
 21歳の未来ある後輩に対してボーガットは「若い選手として、ワイズマンは自分自身の立ち位置や役割、出場時間を確立しようとしているところなんだ」と言う。

「育成するためには出場時間が関わってくる。それも多くの出場時間がね。試合終盤にコートに立ち、勝負どころでどうすれば勝てるのかを学んでいくことになる。そこで失敗したり、試合を落としても、そこから学んでいくんだ。私は彼が20分プレーする男になると見ている。あのチームにとって良いピースになれるだろう。だがステフやクレイにはなれない。それがフラストレーションになってしまうかもしれないね」

 ウォリアーズはカリー、トンプソンに加えてドレイモンド・グリーン、アンドリュー・ウィギンズ、ジョーダン・プールら昨季の優勝メンバーが健在。昨季先発センターとして82試合にフル出場したケボン・ルーニーのプレータイムも平均21.1分に過ぎず、グリーンがセンターにスライドしてスモールボールで戦うことも多い。
 
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