現地時間8月1日。1980年代後半から2000年代序盤にかけて、シャープシューターとしてNBAで16年間プレーしたデル・カリーのインタビューが『NBC Sports Bay Area』へ公開された。
シャーロット・ホーネッツ時代の93-94シーズン。デルは平均16.3点、3.2リバウンド、2.7アシスト、1.2スティールに3ポイント40.2%(平均1.9本成功)を残し、最優秀シックスマン賞にも輝いた。
ただ、長男のステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)はすでに父がNBAで残してきた実績を上回っており、34歳ながらいまだにリーグトップクラスのスーパースターとして圧倒的な存在感を示している。
「34歳になった彼のプレーを観ていると、今でも高いレベルを維持しているし、フロアでも生産的だ。彼は毎試合30得点こそしないかもしれない。でも相手は彼のことをガードしなければならない。それが重要なんだ。彼がフロアにいることで、チームメイトの仕事を楽にしているのは間違いないね」
カリーは今年3月に34歳を迎えたものの、昨季レギュラーシーズンで平均25.5点、5.2リバウンド、6.3アシスト、1.3スティールに3ポイント38.0%(平均4.5本成功)をマーク。プレーオフでも平均27.4点、5.2リバウンド、5.9アシスト、1.3スティールに3ポイント39.7%(平均4.1本成功)と圧巻の成績を残していた。
特に自身4度目の優勝を飾ったファイナルでは、ボストン・セルティックスを相手にシリーズ平均31.2点、6.0リバウンド、5.0アシスト、2.0スティールにフィールドゴール48.2%、3ポイント43.7%と大暴れ。得点、FG成功率、3ポイント成功率は6度のファイナルで自己最高の数字を叩き出し、文句なしでMVPに選ばれた。
そんな息子ステフィンについて父デルはこう話す。
「彼には依然としてやる気がみなぎっているし、勝ちたがっている。彼はまだ勝利することに飢えているんだ。だから、間違いなくあと数年はこのレベルでプレーできるだろうね」
25-26シーズンに現行契約が終わる頃、ステフィンは38歳となり、父デル(16シーズン)を上回るキャリア17シーズン目を終えることになるのだが、デルは「彼ならこの契約が終わるまで、十分このレベルでプレーできるさ」と太鼓判を押していた。
カリーはコートを縦横無尽に動き回って、イージーショットを決めたりチームメイトの得点機会を演出する一方、相手とのコンタクトが多いのも事実。
それでも選手生命を脅かす大ケガに見舞われない限り、この男が4年後も持ち前のシュート力を武器にコートで輝いている可能性は十分あるはずだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
シャーロット・ホーネッツ時代の93-94シーズン。デルは平均16.3点、3.2リバウンド、2.7アシスト、1.2スティールに3ポイント40.2%(平均1.9本成功)を残し、最優秀シックスマン賞にも輝いた。
ただ、長男のステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)はすでに父がNBAで残してきた実績を上回っており、34歳ながらいまだにリーグトップクラスのスーパースターとして圧倒的な存在感を示している。
「34歳になった彼のプレーを観ていると、今でも高いレベルを維持しているし、フロアでも生産的だ。彼は毎試合30得点こそしないかもしれない。でも相手は彼のことをガードしなければならない。それが重要なんだ。彼がフロアにいることで、チームメイトの仕事を楽にしているのは間違いないね」
カリーは今年3月に34歳を迎えたものの、昨季レギュラーシーズンで平均25.5点、5.2リバウンド、6.3アシスト、1.3スティールに3ポイント38.0%(平均4.5本成功)をマーク。プレーオフでも平均27.4点、5.2リバウンド、5.9アシスト、1.3スティールに3ポイント39.7%(平均4.1本成功)と圧巻の成績を残していた。
特に自身4度目の優勝を飾ったファイナルでは、ボストン・セルティックスを相手にシリーズ平均31.2点、6.0リバウンド、5.0アシスト、2.0スティールにフィールドゴール48.2%、3ポイント43.7%と大暴れ。得点、FG成功率、3ポイント成功率は6度のファイナルで自己最高の数字を叩き出し、文句なしでMVPに選ばれた。
そんな息子ステフィンについて父デルはこう話す。
「彼には依然としてやる気がみなぎっているし、勝ちたがっている。彼はまだ勝利することに飢えているんだ。だから、間違いなくあと数年はこのレベルでプレーできるだろうね」
25-26シーズンに現行契約が終わる頃、ステフィンは38歳となり、父デル(16シーズン)を上回るキャリア17シーズン目を終えることになるのだが、デルは「彼ならこの契約が終わるまで、十分このレベルでプレーできるさ」と太鼓判を押していた。
カリーはコートを縦横無尽に動き回って、イージーショットを決めたりチームメイトの得点機会を演出する一方、相手とのコンタクトが多いのも事実。
それでも選手生命を脅かす大ケガに見舞われない限り、この男が4年後も持ち前のシュート力を武器にコートで輝いている可能性は十分あるはずだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
関連記事
- 「彼はフロントコートに柔軟性をもたらしてくれる」カーHCが新加入のベテランの起用法に言及<DUNKSHOOT>
- 指揮官から“ラブコール”を受けたJ・グリーンがウォリアーズ加入の経緯を語る「彼にノーとは言えなかった」<DUNKSHOOT>
- 「チャンピオンの鑑だった」ジョーダンの相棒ピッペンもラッセルを追悼「現代の有色人種のアスリートに恩恵をもたらした」<DUNKSHOOT>
- デュラントの移籍候補に挙がっていたセルティックスが “ブラジルのKD”とキャンプ契約を締結<DUNKSHOOT>
- 「彼はジャンプショットのあるアデトクンボ」シャックが息子シャリーフを評価。一方でスターとの“違い”も指摘<DUNKSHOOT>