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NBA

「彼はジャンプショットのあるアデトクンボ」シャックが息子シャリーフを評価。一方でスターとの“違い”も指摘<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.08.02

シャック(左)が今季Gリーグでプレーする息子シャリーフ(右)について言及した。(C)Getty Images

シャック(左)が今季Gリーグでプレーする息子シャリーフ(右)について言及した。(C)Getty Images

 シャキール・オニール(シャック)は現役時代、他を寄せ付けない圧倒的なパワーを武器にインサイドを支配。20年間のプロキャリアで平均23.7点、10.9リバウンド、2.3ブロックをあげ、ロサンゼルス・レイカーズで3度、マイアミ・ヒートで1度の優勝を経験したスーパースターだった。

 2011年に現役を引退し、16年にバスケットボール殿堂入り果たしたシャック。現在は『TNT』のコメンテーターとしてお茶の間の人気を博しているレジェンドは、先日Gリーグチームのイグナイトと契約した息子のシャリーフ・オニールについて言及した。

 父と同じルイジアナ州大出身で208㎝・100㎏のフォワードのシャリーフは、今年のNBAドラフトでは指名漏れも、レイカーズのメンバーとしてサマーリーグに参加。4試合で平均4.8点、3.8リバウンドに終わったが、ビッグマン離れした機動力や守備力をアピールした。

 シャックは「彼がジャンプショットのあるヤニス・アデトクンボであることは知っている」とシャリーフを評価。ただ、アデトクンボのようなリーグを代表する選手になるには、多くの武器を身につける必要があると続けた。

「ヤニスと他の選手の違う部分を知っているか? 彼のモーターは常にフルスピードだ。彼のモーターは『俺はお前の上からダンクを決めてやる。お前を抜き去ってやる。誰が立ちはだかっても関係ない。俺はどんなスーパースターとも馴れ合ったりしない』という感じだ」
 
 アデトクンボは、13年のプロ入り時は206㎝・93㎏と細身で1年目は平均6.8点、4.4リバウンドに終わったが、常にエネルギーに満ち溢れていた。その後“グリーク・フリーク”は、ウエイトトレーニングで身体を大きくし、(現在は211㎝・110㎏)フィジカルの強さを手に入れ、シーズンMVPやファイナルMVPを受賞する名選手に成長を遂げた。

 まだ多くの部分でNBAレベルには達していないシャリーフだが、ポテンシャルは高く、またシャックの息子というバックグラウンドから、これから先も注目を集めることは必至だ。

 アデトクンボのようなスターにもプロ入り後に下積み時代があっただけに、22歳のフォワードはGリーグで鍛錬を積み、数年後に彼や父と同じNBAの舞台に立っていることを期待したい。

構成●ダンクシュート編集部
 
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