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日本代表

FIBA公式「アジアの有望な若手」に日本の富永啓生が選出。「21世紀における21歳以下の最多得点を樹立した」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.08.05

今夏に代表デビューを飾った富永はアジアカップでチーム2位の得点を記録。期待に違わぬシュート力を披露した。(C)Getty Images

今夏に代表デビューを飾った富永はアジアカップでチーム2位の得点を記録。期待に違わぬシュート力を披露した。(C)Getty Images

 8月4日、FIBA(国際バスケットボール連盟)が先月開催されたアジアカップ参加国の中から、将来有望な若手選手を発表。日本からは21歳の富永啓生が選ばれた。

 公式サイトに掲載されたメンバーは、今年のアジアカップに出場した16か国から各1人ずつ。富永はベスト8で敗退した日本の全5試合に出場し、渡邊雄太(平均15.3点)に次ぐチーム2位の平均15.2点、3ポイント成功率41.3%を記録した。

 記事では、「富永はアジアカップにおいて最も優れた若手スターの1人であることは間違いないが、その理由は彼の突出した成績によるものだけではない」と記載。「188cmのシューティングガードは効率的に多くの得点を稼いだが、それ以上にアカツキジャパンでリーダーシップを発揮していた」と、代表デビュー間もないながら堂々としたプレーぶりも高く評価された。
 
 この大会で富永がとりわけ鮮烈なインパクトを残したのが、8本の3ポイントを含む33得点を叩き出した準々決勝のオーストラリア戦だ。記事内でも「ユウタ・ワタナベがケガでプレーできなくなった時、トミナガは12/20のシューティングで33得点の大爆発を見せ、21世紀における21歳以下の最多得点を樹立した」と記されている。

 また、富永の1学年下で、同じ2001年生まれの河村勇輝についても「ディフェンスで脅威となり、日本のテンポを押し上げ、ファンを楽しませた」と言及。ほかにも23歳の西田優大と井上宗一郎も、「日本の未来を担う重要な存在」として名前を挙げられている。

 日本バスケットボール協会は4日、今月末のワールドカップ予選に向けた代表候補16名を発表したが、富永は在学する米ネブラスカ大に戻るためすでに出国。来春まではNCAAのシーズンがあるため、次に日本代表に合流するのは来年8月のワールドカップ本番になることが予想される。世界が注目する和製シューターが、一回り成長して帰ってくることを期待したい。

構成●ダンクシュート編集部
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