現役時代に怪物センターとして名を馳せた殿堂入り選手のシャキール・オニール(シャック)には、NBA入りを目指す息子がいる。シャリーフ・オニール――。“二世選手”として注目を集めてきた22歳は、Gリーグでプロ選手としてスタートを切るなかで、父親の元同僚からの厳しい見解に反論している。
シャリーフは、身長208cm・体重100kgと細身のパワーフォワード。高校時代から高い評価を受け、2017年にアリゾナ大への進学が内定していたが、リクルートに関するスキャンダルが取り沙汰されたことにより撤回し、翌18年にロサンゼルスに拠点を置く名門UCLAへの進学を選択した。
しかし1年目の2018-19シーズン開幕前、健康診断で心臓疾患が判明し、同年12月に手術を受けた。結局、復帰の許可は出たものの、1シーズン目はほとんどプレーせず、20年2月に父シャックの母校であるルイジアナ州大に転校。2年間で平均2.8点、3.1リバウンドと平凡な成績に終わった。
シャリーフは2022年のNBAドラフトにシャックの反対を押し切ってエントリーしたものの、指名漏れの現実を味わった。ただ、ロサンゼルス・レイカーズの一員としてサマーリーグに出場し、4試合で平均4.8点、3.8リバウンド、フィールドゴール成功率44.4%をマーク。ビッグマン離れした機動力や守備力をアピールしている。
7月下旬にGリーグのイグナイトと契約したシャリーフに関して、父シャックは「彼がジャンプショットのあるヤニス・アデトクンボであることは知っている」と評価。
その一方で、「ヤニスとほかの選手の違う部分を知っているか? 彼のモーターは常にフルスピードだ。彼のモーターは『俺はお前の上からダンクを決めてやる。お前を抜き去ってやる。誰が立ちはだかっても関係ない。俺はどんなスーパースターとも馴れ合ったりしない』という感じだ」と語り、まだまだ身につけなければいけない要素は多いとの見解を示した。
そのなかで、1997~2003年にレイカーズでシャックと共闘し、歴代7位タイの優勝7回を誇る名脇役のロバート・オリーは自身がホストを務める『Big Shot Bob Podcast』で、「シャリーフがNBAレベルの素養を備えているか」とのテーマに持論を展開。「私はシャックに電話しようと思っていた。シャリーフはオニールの名前を隠してプレーすることはできない。シャリーフは素晴らしいヤツだけど、NBAでプレーし、望んでいるレベルまで上り詰めるポテンシャルを持っているかは分からない」と疑問を呈した。
これに対し、シャリーフは自身のツイッターで「愛も敬意もない! 僕が誰に育てられたか知っているか? 僕は正しいステップを踏んでいる。今に分かるさ」と反論している。
二世選手として大きな注目を集め、まだ目に見えた結果を残せていないシャリーフだが、オリーを見返すようなキャリアを歩むことができるだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
シャリーフは、身長208cm・体重100kgと細身のパワーフォワード。高校時代から高い評価を受け、2017年にアリゾナ大への進学が内定していたが、リクルートに関するスキャンダルが取り沙汰されたことにより撤回し、翌18年にロサンゼルスに拠点を置く名門UCLAへの進学を選択した。
しかし1年目の2018-19シーズン開幕前、健康診断で心臓疾患が判明し、同年12月に手術を受けた。結局、復帰の許可は出たものの、1シーズン目はほとんどプレーせず、20年2月に父シャックの母校であるルイジアナ州大に転校。2年間で平均2.8点、3.1リバウンドと平凡な成績に終わった。
シャリーフは2022年のNBAドラフトにシャックの反対を押し切ってエントリーしたものの、指名漏れの現実を味わった。ただ、ロサンゼルス・レイカーズの一員としてサマーリーグに出場し、4試合で平均4.8点、3.8リバウンド、フィールドゴール成功率44.4%をマーク。ビッグマン離れした機動力や守備力をアピールしている。
7月下旬にGリーグのイグナイトと契約したシャリーフに関して、父シャックは「彼がジャンプショットのあるヤニス・アデトクンボであることは知っている」と評価。
その一方で、「ヤニスとほかの選手の違う部分を知っているか? 彼のモーターは常にフルスピードだ。彼のモーターは『俺はお前の上からダンクを決めてやる。お前を抜き去ってやる。誰が立ちはだかっても関係ない。俺はどんなスーパースターとも馴れ合ったりしない』という感じだ」と語り、まだまだ身につけなければいけない要素は多いとの見解を示した。
そのなかで、1997~2003年にレイカーズでシャックと共闘し、歴代7位タイの優勝7回を誇る名脇役のロバート・オリーは自身がホストを務める『Big Shot Bob Podcast』で、「シャリーフがNBAレベルの素養を備えているか」とのテーマに持論を展開。「私はシャックに電話しようと思っていた。シャリーフはオニールの名前を隠してプレーすることはできない。シャリーフは素晴らしいヤツだけど、NBAでプレーし、望んでいるレベルまで上り詰めるポテンシャルを持っているかは分からない」と疑問を呈した。
これに対し、シャリーフは自身のツイッターで「愛も敬意もない! 僕が誰に育てられたか知っているか? 僕は正しいステップを踏んでいる。今に分かるさ」と反論している。
二世選手として大きな注目を集め、まだ目に見えた結果を残せていないシャリーフだが、オリーを見返すようなキャリアを歩むことができるだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
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