ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、昨季にプレーオフ進出を逃すもどかしいシーズンを過ごしたなかで、37歳にしてキャリアで2番目に高い平均30.3点(リーグ2位相当)を叩き出した。
いまだ衰えを感じさせない“キング”だが、元NBA選手のギルバート・アリナスは、仮にセルフィッシュ(利己的)なプレーをすれば、平均40点はくだらないとの持論を展開している。
レブロンは通算得点で歴代2位(3万7062点)、史上初の得点とアシストで歴代トップ10入り、史上初の快挙となる通算3万得点、1万リバウンド、1万アシスト、トリプルダブル達成回数歴代5位(105回)など、NBA史に残るオールラウンダーとして名を馳せる。
同時に、プレーオフでも通算勝利数トップ(174勝)、ファイナルMVP4回、史上6人目の8年連続ファイナル進出、プレーオフの通算得点、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックの主要スタッツ5部門ですべてトップ10入りの偉業を果たすなど、“ポストシーズン男”としても結果を残している。
レイカーズのアシスタントコーチで、クリーブランド・キャバリアーズ時代にもレブロンを見ていたフィル・ハンディ氏は、現役時代はスコアラーとして鳴らしたアリナスがホストを務める米メディア『Fubo Sports』の「No Chill」に出演。こう論じた。
「世間はレギュラーシーズンとプレーオフの違いに気づいてない人が多い。エリートたちはプレーオフに入ると、もうひとつのスイッチを入れる。キャブズに復帰した1年目(2014-15シーズン)のレブロンは、レギュラーシーズンで準備をして、プレーオフで凄まじい活躍を見せた。レギュラーシーズンでは君を誤解していたと謝りに行ったよ(笑)。ギアを備えている選手がどれだけいる? 本当にごくわずかだ」
「レギュラーシーズンのレブロンvsプレーオフのレブロン」のテーマに対し、アリナスは「レギュラーシーズンはいわばクルーズモード(試運転)だ」と自らの見解を述べている。
「レブロンはスタッツを追い求めたシーズンを過ごしたことがない唯一のスーパースターだ。あのコビー(ブライアント)だって、そういうシーズンがあった。もし、レブロンが自分のことだけにフォーカスしたら、誰が止められるんだい? 平均40得点は軽いだろう。レブロンは毎年、チャンピオンシップを勝ち獲ろうとしている。そういうチームを構築しているから、『仲間は必要ない』なんて利己的なシーズンは一度もない。自分が何をできるかを世界に示し続けている」
チームファーストのマインドを貫きながら、トップレベルのプレーを見せる――。レブロンが“キング”たる所以と言えそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
いまだ衰えを感じさせない“キング”だが、元NBA選手のギルバート・アリナスは、仮にセルフィッシュ(利己的)なプレーをすれば、平均40点はくだらないとの持論を展開している。
レブロンは通算得点で歴代2位(3万7062点)、史上初の得点とアシストで歴代トップ10入り、史上初の快挙となる通算3万得点、1万リバウンド、1万アシスト、トリプルダブル達成回数歴代5位(105回)など、NBA史に残るオールラウンダーとして名を馳せる。
同時に、プレーオフでも通算勝利数トップ(174勝)、ファイナルMVP4回、史上6人目の8年連続ファイナル進出、プレーオフの通算得点、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックの主要スタッツ5部門ですべてトップ10入りの偉業を果たすなど、“ポストシーズン男”としても結果を残している。
レイカーズのアシスタントコーチで、クリーブランド・キャバリアーズ時代にもレブロンを見ていたフィル・ハンディ氏は、現役時代はスコアラーとして鳴らしたアリナスがホストを務める米メディア『Fubo Sports』の「No Chill」に出演。こう論じた。
「世間はレギュラーシーズンとプレーオフの違いに気づいてない人が多い。エリートたちはプレーオフに入ると、もうひとつのスイッチを入れる。キャブズに復帰した1年目(2014-15シーズン)のレブロンは、レギュラーシーズンで準備をして、プレーオフで凄まじい活躍を見せた。レギュラーシーズンでは君を誤解していたと謝りに行ったよ(笑)。ギアを備えている選手がどれだけいる? 本当にごくわずかだ」
「レギュラーシーズンのレブロンvsプレーオフのレブロン」のテーマに対し、アリナスは「レギュラーシーズンはいわばクルーズモード(試運転)だ」と自らの見解を述べている。
「レブロンはスタッツを追い求めたシーズンを過ごしたことがない唯一のスーパースターだ。あのコビー(ブライアント)だって、そういうシーズンがあった。もし、レブロンが自分のことだけにフォーカスしたら、誰が止められるんだい? 平均40得点は軽いだろう。レブロンは毎年、チャンピオンシップを勝ち獲ろうとしている。そういうチームを構築しているから、『仲間は必要ない』なんて利己的なシーズンは一度もない。自分が何をできるかを世界に示し続けている」
チームファーストのマインドを貫きながら、トップレベルのプレーを見せる――。レブロンが“キング”たる所以と言えそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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