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町田瑠唯のWNBA1年目は全試合出場で平均2.6アシスト。ミスティックス指揮官は「ルイはシーズンを通じて成長した」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.08.22

町田はWNBA1年目から全試合に出場し、チーム2位の平均2.6アシストをマークした。(C)Getty Images

 バスケットボール女子日本代表の司令塔、町田瑠唯がプレーするWNBAは現地時間8月17日からプレーオフがスタート。

 町田の所属するワシントン・ミスティックスは、第4シードのシアトル・ストームとの1回戦シリーズ初戦を83-86で惜敗。

 後がない状態(ファーストラウンドは2勝先取)で迎えた本日の第2戦。ミスティックスは第1クォーターにストームのスー・バードに3本の3ポイントを決められ、17-27と10点のビハインドを背負う苦しい展開に。

 しかし第2クォーター、ミスティックスは5本の3ポイントを決めるなど反撃を仕掛け、43-45と2点差まで点差を縮めて前半を折り返す。

 後半早々、ミスティックスはアリエル・アトキンスの3ポイントで逆転に成功するも、バードやエースのブレアナ・スチュワートに得点を許して再びリードを奪ばれる。

 再び10点差をつけられて迎えた第4クォーター、ミスティックスはナターシャ・クラウドとアトキンスが点を重ねていくが、ディフェンスでスチュワートを止めることができず、84―97で敗退。2連敗となり2022-23シーズンを終えた。
 
 町田は第1クォーター終盤に3ポイントを決め、6分10秒の出場で3得点、1リバウンド、1アシストを記録した。

 試合後、ミスティックスのマイク・ティボー・ヘッドコーチは今季の町田について「ルイはシーズンを通じて成長した」と評価。一方で今後の課題も言及した。

「彼女のWNBAでの未来はオフェンス面でいかに積極的にプレーできるかにかかってくる。彼女の粘り強いディフェンスとパス能力は素晴らしい。(ただ)このリーグで活躍を続けるためには得点力も必要。それが彼女の次のステップだ」

 町田は昨年の東京五輪でアシスト王&大会ベスト5に輝き、今年2月にミスティックスと契約。萩原美樹子(1997~98:サクラメント・モナークス&フェニックス・マーキュリー)、大神雄子(2008:マーキュリー)、渡嘉敷来夢(15~17:ストーム)に次ぐ、史上4人目の日本人プレーヤーとして歴史に名を刻んだ。

 レギュラーシーズンでは全36試合(先発2試合)に出場し、巧みなパスやしつこいディフェンスで存在感を発揮。平均12.9分のプレータイムで1.8点、1.1リバウンド、チーム2位の2.6アシスト。プレーオフでは2試合で平均2.5点、0.5リバウンド、0.5アシストという成績だった。

 指揮官が語ったようにパスと守備ではWNBAで通用するところを見せた町田。『spotrac.com』によると、来季の契約は制限付きフリーエージェントとなっており、オフの動向に注目が集まる。

構成●ダンクシュート編集部
 
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