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NBA

「ピストンズは新たなオールスターバックコートデュオを手にした」元NBA選手も絶賛するカニングハム&アイビーはチームを再建に導けるか<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.08.24

ピストンズの再建は、カニングハム(左)とアイビー(右)の“未来のオールスターバックコートデュオ”がカギを握っている。(C)Getty Images

ピストンズの再建は、カニングハム(左)とアイビー(右)の“未来のオールスターバックコートデュオ”がカギを握っている。(C)Getty Images

 今年のドラフトで1巡目全体5位指名権を持っていたデトロイト・ピストンズは、ジェイデン・アイビーを指名した。パデュー大出身のガードはインディアナ州生まれながら、父ジャヴィン・ハンターはミシガン州デトロイト出身。母ニール・アイビーは2005年にWNBAデトロイト・ショックでプレーした経験を持つ元選手と、少なからずデトロイトに縁があった。

 同地で生まれ育ち、NBAで13シーズンをプレーしたのち、現在は『ESPN』と『ABC』でNBAアナリストを務めるジェイレン・ローズは、地元チームの決断に興奮を隠せなかった。

「ピストンズについて俺に話してきたら、最高のバックコートデュオを考えさせられるね」

 ローズは現地時間8月22日(日本時間23日、日付は以下同)にデトロイト・ゴルフクラブで行われたゴルフのイベントでそう口にし、生みの親であるジミー・ウォーカーの名も出しつつ、こう続けていた。
 
「(あのチームには)1970年代に俺の父ジミー・ウォーカーとデイブ・ビングがオールスターとしてバックコートを務めていた。そのあとバッドボーイズとなり、ジョー・デュマースとアイザイア・トーマスがオールスターバックコートとしていたよな?チャンシー・ビラップスとリップ(リチャード)・ハミルトンもオールスターバックコートだった。そして今、俺たちはジェイデンとケイド・カニングハムという、新たなオールスターバックコートを手にしたんだと思っている」

 昨季までの74シーズンで、ピストンズは1980年代後半の“バッドボーイズ”時代に2度(1989、90年)、2004年にはビラップスとハミルトン、ベン・ウォーレス、ラシード・ウォーレスらを擁して球団史上3度目の王座に就いた。そしてファイナルMVPはデュマース(1989年)、トーマス(1990年)、ビラップス(2004年)と、いずれもガード陣が獲得してきた。

 地元チームで奮闘するカニングハムについて、ローズは昨年のイベントで球団史上屈指の万能戦士グラント・ヒルと比較しており、ルーキーシーズンを終えた198cmのガードをこのように評していた。
 
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