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NBA

シャックが大学の後輩シモンズへエール「彼が新たなレベルへ達することを願っている」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.08.25

ともにルイジアナ州大出身のシャック(左)とシモンズ(右)。先輩が復活を期す後輩にエールを送った。(C)Getty Images

ともにルイジアナ州大出身のシャック(左)とシモンズ(右)。先輩が復活を期す後輩にエールを送った。(C)Getty Images

 現地時間8月24日、NBAレジェンドのシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)が、オーストラリアのメディア『Sunrise』のインタビューに応じた。

 1992年のドラフト全体1位でNBA入りしたシャックは、キャリア19シーズンで新人王を皮切りに得点王2回、シーズンMVP1回、3度のファイナルMVPを受賞。史上最強とも言われるパワーとその巨体に似つかわしくないスキルを武器に4度の優勝を果たし、オールスター選出15回、オールNBAチーム選出14回、オールディフェンシブチーム選出3回など数々の実績を残した。

 現役時代の年俸総額だけで約2億9220万ドル(約397億3920万円)を稼ぎ出したほか、複数の企業とエンドースメント契約も結んでおり、引退後も『TNT』でアナリストとして活躍している。

 現在50歳のレジェンドは「ありがたいね。自分が今いる位置や人生は、ラッキーなポジションと言える。俺は人生で、きちんとした仕事についたことがないからな」と自らの半生を振り返ると、オーストラリアのバスケットボール熱について「(リーグには)たくさんの素晴らしい選手たちがいる」と語った。
 
 昨夏の東京五輪で銅メダルを獲得したオーストラリアは、FIBAランキングでアメリカ、スペインに次いで3位と、世界屈指の強豪国の地位を確立している。

 NBAでは昨季、パティ・ミルズ(ブルックリン・ネッツ)、ジョー・イングルズ(現ミルウォーキー・バックス)、ジョシュ・ギディー(オクラホマシティ・サンダー)といった選手たちがプレーしたが、シャックは「俺のお気に入りは小柄なシェーン(ヒール)だ」と発言。

 シェーン・ヒールはシャックと同年代(51歳)の身長183㎝のガードで、NBAでは計2シーズンをプレー(1996-97、2003年)。オーストラリア代表として数々の国際大会にも出場し、94年の世界選手権(現ワールドカップ)、96年のアトランタ五輪ではいずれもシャック擁するアメリカと対戦している。

「俺は彼を倒してやろうとしたんだ。でも彼は向かい続けてきた。そこでオーストラリアの選手たちにはハートがあるんだと分かったのさ」とシャックは当時を振り返る。
 
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