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「あなたはMVPトロフィーをコビーに返す必要がある」アービングがナッシュHCへ爆弾発言?元選手が衝撃告白<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.08.30

今季、ナッシュHCとアービングは良好な関係を築けるのか。(C)Getty Images

 ブルックリン・ネッツは2枚看板であるケビン・デュラント&カイリー・アービングの残留が決まり、2022-23シーズンにリーグ優勝を目指す体制はひとまず整った。

 しかし、スティーブ・ナッシュ・ヘッドコーチ(HC)が抱える問題は解消されていないと、元NBA選手のオルデン・ポリニスが指摘している。

 昨季プレーオフ1回戦でボストン・セルティックスにあっけなくスウィープ負け(4連敗)を喫したネッツは、今夏にエースのデュラントが総額4年総額1億9760万ドル(約274億円)の巨額契約が残るなかでチームにトレードを要求。プレーヤーオプションとなったアービングに関しても、ネッツ側が契約延長を望んでいないとされ、トレードの噂が頻繁に飛び交った。

 デュラントは8月上旬、ジョー・ツァイ・オーナーとロンドンで面会した際、スティーブ・ナッシュ・ヘッドコーチ(HC)とショーン・マークスGM(ゼネラルマネージャー)が役職にとどまる限り、ネッツに残留するつもりはないと最終通告をしたと『The Athletic』などで報じられた。

 そのなかで、マークスGMは現地時間8月23日、トレードを要求していたデュラント、ナッシュHC、ツァイ・オーナーとロサンゼルスで話し合いの場を持ち、「我々は協力して前へ進んでいくことに合意しました」と発表し、"デュラント狂騒曲"は終わりを告げた。
 
 さらにアービングもプレーヤーオプションを行使して残留することが決定。昨季シーズン途中にトレードで獲得したベン・シモンズ、セス・カリー、ジョー・ハリス、パティ・ミルズといった実力者がおり、戦力が噛み合えばイースタン・カンファレンス上位の戦績を残す可能性を秘めている。

 だが、新たな不安材料も浮上している。元NBA選手で、選手のためのバスケットボールキャンプと選手育成を行なう『Nextstar Basketball』を経営し、コーチも担当するポリニスがポッドキャスト『The Odd Couple with Chris Broussard & Rob Parker』で、アービングとナッシュHCの衝撃エピソードを明かした。

「ナッシュとカイリー(アービング)の間に問題がある理由のひとつが、カイリーがナッシュの家で行われたパーティーでの発言だ。みんなの前で、カイリーは『あなたはこのMVPトロフィーをコビー(ブライアント)に返す必要がある。受賞にはふさわしくなかったからだ』と言った。ネッツ終焉の始まりだと思ったよ」

 ナッシュHCはフェニックス・サンズでプレーしていた2004-05シーズン、05-06シーズンに2年連続でリーグMVPに輝いたが、ポリニスによれば、アービングはコビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)のほうが受賞にふさわしいと考えている旨を口にしたようだ。
 
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MVP受賞シーズンのナッシュの成績は?