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NBA

ミッチェルのキャブズ放出はジャズの“仕返し”?ニックス行きが実現しなかった背景を現地記者が明かす<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.09.05

ミッチェルがキャブズへ放出された背景には、ジャズの“仕返し”があったとブッチャー氏は綴っている。(C)Getty Images

ミッチェルがキャブズへ放出された背景には、ジャズの“仕返し”があったとブッチャー氏は綴っている。(C)Getty Images

 近年、レギュラーシーズンで好成績を残しながらもプレーオフで一向に勝てなかったユタ・ジャズは、今夏に再建のためのロスター完全解体へと舵を切った。

 そのための第一歩となったのが、ルディ・ゴベアをミネソタ・ティンバーウルブズへ放出したトレード。チームの看板であり絶対的守護神だったビッグマンを手放したことで、他の主力の移籍も秒読み段階に入ったと思われていた。

 しかし、その後はしばらく大きな動きはなし。9月に入りようやく、ゴベアと並ぶ2枚看板だったドノバン・ミッチェルの放出が決定した。

 ただ、驚きだったのはその移籍先。当初、ミッチェルのトレード先は彼の生まれ故郷ニューヨークに本拠地を置くニックスが有力視されていたものの、実際には誰も予想していなかったクリーブランド・キャバリアーズへと放出されたからだ。

 いったいなぜジャズはキャブズとの取引をまとめたのか。『FOX Sports』のNBAアナリストであるリック・ブッチャー氏は、自身のSNSでその理由をこう綴っている。
 
「ジャズの一部の球団関係者は、ミッチェルが退団を望んだことを快く思っていなかった。そのため、彼をニューヨークに帰すのではなく、クリーブランドに送ることが仕返しだと考えていた」

 この報道にどれほどの信憑性があるかはわからないが、今夏にクイン・スナイダーHC(ヘッドコーチ)を慰留しなかったチームにミッチェルが不信感を募らせていたように、両者の関係性は冷え切っていたのかもしれない。実際にトレードが決まった際、移籍先が地元球団ニックスではなかったにもかかわらず、ミッチェルは知らせを受けたゴルフ場で飛び回って喜んだという。

 今季、ジャズとキャバリアーズの対戦カードは現地時間2022年12月9日(日本時間10日、日付は以下同)と2023年1月10日に組まれている。因縁が生まれたミッチェルvsジャズの対決は激闘が繰り広げられそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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