今から遡ること約30年前、ゴールデンステイト・ウォリアーズはティム・ハーダウェイ、ミッチ・リッチモンド、クリス・マリンの超攻撃的デュオ、通称“ランTMC”を擁し、ファンの人気を博した。
共闘期間は2年と短かったが、ハーダウェイはプレーメーカー兼スコアラー、シューターのリッチモンドとマリンはスコアラーとして活躍。結成2年目の1990-91シーズンには3人で72.5点、15.3リバウンド、16.8アシスト、6.3スティールを叩き出した。
そして現在。ウォリアーズにはステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンという生え抜きビッグ3がおり、今季で結成11シーズン目を迎える。
リーグ最高級の3ポイントシューター2人(カリー、トンプソン)と、パワーフォワードながらプレーメーキングをこなす万能戦士のグリーンのトリオは昨季までの8シーズンで4度も優勝。現役最強のビッグ3と言っても過言ではない。
そんななかマリンは、米スポーツ専門局『ESPN』に現在のウォリアーズのビッグ3について言及。「ドレイモンドにはステフとクレイのシュート力が必要で、ステフとクレイにはドレイモンドのパッシングとディフェンスが必要なんだ。彼らが3人揃っていれば、史上最高のトリオということなのさ」と称賛した。
そしてハーダウェイはカリー、トンプソン、グリーンの3人をランTMCのメンバーに重ね、次のように分析している。
「ドレイモンドは私のようなものだ。私はヴォーカル役でね。(チームメイトたちを)前へ前へと突き進ませていた。クリスとミッチが、ステフとクレイのようなものなんだ。彼らはコートへ出てもほとんど何もしゃべらない。彼らの仕事をこなしていくのさ」
もちろん、ウォリアーズの成功がこのビッグ3だけで成り立っているわけではない。だが彼らを中心としたチームだからこそ、これまでとは一線を画す存在となり、リーグの歴史に名を残す偉大なチームになったと見ることもできる。
バスケットボール殿堂入りしているハーダウェイとマリン、リッチモンドといったOBも現在のウォリアーズを誇らしく思っているに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
共闘期間は2年と短かったが、ハーダウェイはプレーメーカー兼スコアラー、シューターのリッチモンドとマリンはスコアラーとして活躍。結成2年目の1990-91シーズンには3人で72.5点、15.3リバウンド、16.8アシスト、6.3スティールを叩き出した。
そして現在。ウォリアーズにはステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンという生え抜きビッグ3がおり、今季で結成11シーズン目を迎える。
リーグ最高級の3ポイントシューター2人(カリー、トンプソン)と、パワーフォワードながらプレーメーキングをこなす万能戦士のグリーンのトリオは昨季までの8シーズンで4度も優勝。現役最強のビッグ3と言っても過言ではない。
そんななかマリンは、米スポーツ専門局『ESPN』に現在のウォリアーズのビッグ3について言及。「ドレイモンドにはステフとクレイのシュート力が必要で、ステフとクレイにはドレイモンドのパッシングとディフェンスが必要なんだ。彼らが3人揃っていれば、史上最高のトリオということなのさ」と称賛した。
そしてハーダウェイはカリー、トンプソン、グリーンの3人をランTMCのメンバーに重ね、次のように分析している。
「ドレイモンドは私のようなものだ。私はヴォーカル役でね。(チームメイトたちを)前へ前へと突き進ませていた。クリスとミッチが、ステフとクレイのようなものなんだ。彼らはコートへ出てもほとんど何もしゃべらない。彼らの仕事をこなしていくのさ」
もちろん、ウォリアーズの成功がこのビッグ3だけで成り立っているわけではない。だが彼らを中心としたチームだからこそ、これまでとは一線を画す存在となり、リーグの歴史に名を残す偉大なチームになったと見ることもできる。
バスケットボール殿堂入りしているハーダウェイとマリン、リッチモンドといったOBも現在のウォリアーズを誇らしく思っているに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)