昨季は予想外の快進撃を見せ、12年ぶりのファイナル進出を果たしたボストン・セルティックス。あと一歩のところでゴールデンステイト・ウォリアーズに敗れたものの、今オフには的確な補強を敢行し、今季もイースタン・カンファレンスを制してのファイナル出場、そして優勝候補にも挙げられている。
そんななか、球団オーナーのウィク・グロウズベックは地元紙『Boston Globe』のインタビューに対し、「我々は今、過大評価されていると思う」とコメント。昨プレーオフではミルウォーキー・バックスとのカンファレンス準決勝、マイアミ・ヒートとの同決勝ともにシリーズ7戦までもつれるなど、イーストを制するだけでも苦戦を強いられたことを理由に挙げているが、オーナーが自軍をそう評価するのは極めて稀な例と言えるだろう。
はたしてこの言葉にはどのような意味があったのか。セルティックスの球団OBで、1981、84年と2度の優勝を経験、うち1981年にはファイナルMVPに輝いているセドリック・マックスウェルは、自身がホストを務めるポッドキャスト番組『The Cedric Maxwell Podcast』にて、こう解釈している。
「彼は(自チームを)控えめに評価しているんだと思う。なぜならセルティックスは今季を通じて“狩られる側”になりそうだからね。周囲が『優勝を期待しているよ』と言うことは、選手に、さらには組織にもとてつもないプレッシャーを与えることになる。そして(もし負けたら)『去年は運に恵まれたんだろう』と言うのさ」
マックスウェル曰く、周囲からのプレッシャーが重荷にならないように、オーナー自ら「我々は過大評価」と吹聴することで、選手たちを重圧から守ったということなのだろう。このグロウズベック・オーナーの発言は吉と出るのか。来年6月を楽しみに待ちたいところだ。
構成●ダンクシュート編集部
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そんななか、球団オーナーのウィク・グロウズベックは地元紙『Boston Globe』のインタビューに対し、「我々は今、過大評価されていると思う」とコメント。昨プレーオフではミルウォーキー・バックスとのカンファレンス準決勝、マイアミ・ヒートとの同決勝ともにシリーズ7戦までもつれるなど、イーストを制するだけでも苦戦を強いられたことを理由に挙げているが、オーナーが自軍をそう評価するのは極めて稀な例と言えるだろう。
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「彼は(自チームを)控えめに評価しているんだと思う。なぜならセルティックスは今季を通じて“狩られる側”になりそうだからね。周囲が『優勝を期待しているよ』と言うことは、選手に、さらには組織にもとてつもないプレッシャーを与えることになる。そして(もし負けたら)『去年は運に恵まれたんだろう』と言うのさ」
マックスウェル曰く、周囲からのプレッシャーが重荷にならないように、オーナー自ら「我々は過大評価」と吹聴することで、選手たちを重圧から守ったということなのだろう。このグロウズベック・オーナーの発言は吉と出るのか。来年6月を楽しみに待ちたいところだ。
構成●ダンクシュート編集部
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