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「キャンプで最も重要な週」を乗り切ったウォリアーズ。指揮官がジャパンゲームズで称賛した選手たちとは?<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.10.03

過酷な日程のなか2戦とも勝利したウォリアーズ。大人気のステフィン・カリーも登場した。(C)Getty Images

 2022-23シーズン。王者ゴールデンステイト・ウォリアーズは、3日間のトレーニングキャンプを終えてアメリカから日本へ移動し、ワシントン・ウィザーズとの「NBAジャパンゲームズ2022」で2試合をこなした。

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 その2戦はいずれも勝利したとはいえ、チームは28日夜に日本に到着。翌29日にチーム練習とメディア対応、30日に第1戦をこなし、10月1日にサタデーナイト、2日に第2戦を終えるという強行日程となった。

「今週はおそらく(トレーニング)キャンプの中で最も重要な週になる。たった3度の練習を終えて日本へ向かうというイレギュラーなものだからだ」とスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は話していた。

 まだ十分に練習ができていない状況で、日本でプレシーズンを行なうというイレギュラーな状態に、選手はもちろんコーチ陣も困惑したに違いない。このジャパンゲームズでウォリアーズは、ステフィン・カリーの相棒であるクレイ・トンプソン、そして大ベテランのアンドレ・イグダーラはコートに立たなかった。
 
 それでも、第1戦では昨季ケガで全休したジェームズ・ワイズマンがゲームハイの20得点に9リバウンド、新加入のドンテ・ディヴィンチェンゾが9得点、7リバウンド、2アシストと活躍。

「ジェームズはプレーヤー・オブ・ザ・ゲームのようなものだが、ディヴィンチェンゾは本当にいい補強になるだろう。彼は我々のスタイルにすごくフィットするさ」とカーHC。

 第2戦ではカリーが17得点、5リバウンド、アンドリュー・ウィギンズが10得点、3アシスト、ドレイモンド・グリーンも6得点、5アシストと"試運転"としては上々の働きを見せていた。
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