NBA５年目のシーズンに向けて視界は良好だ

　渡邊雄太が所属するブルックリン・ネッツは現地10月15日、クリス・チオーザとレイクワン・グレイの２選手をウェイブ（保有権放棄）したことを発表した。

　NBAの開幕ロスターに入れるのは、2WAY契約の２選手を含めて17名。ネッツは現状、ロスターが上限いっぱいの17選手となっており、開幕前日（現地17日）の期限までさらなる動きがなければ、渡邊はレギュラーメンバー最後の“15人目の枠”を勝ち取り開幕メンバー入りする見込みだ。
  　渡邊は10月３日から14日にかけて行なわれたネッツのプレシーズンゲーム４試合すべてに出場。平均14.9分間のプレーで5.8点、3.0リバウンド、３ポイント成功率50％（５／10）を記録している。

　2018年の開幕前にメンフィス・グリズリーズと２WAY契約を結んだ渡邊は、同チームでNBAデビューを飾り２シーズン在籍。2020年からはトロント・ラプターズで２シーズンをプレーし、NBAで日本人史上最長の４シーズンを経験した。

　ネッツの2022－23シーズン初戦は、19日（日本時間20日）に本拠地バークレイズ・センターで迎えるニューオリンズ・ペリカンズ戦。21日（同22日）の２戦目には渡邊の古巣であるラプターズとの対戦が予定されている。

構成●ダンクシュート編集部