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NBA

「数字に異論はない」デュラントへの“皮肉”発言に元同僚が反論「彼の偉大さが語られないのは気になる」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.10.24

優勝への功績にケチをつけられることが多いデュラント(中央)を、元同僚トンプソン(右)が擁護した。(C)Getty Images

優勝への功績にケチをつけられることが多いデュラント(中央)を、元同僚トンプソン(右)が擁護した。(C)Getty Images

 ケビン・デュラントは、2014年のシーズンMVP受賞や2017、18年のリーグ制覇を筆頭に、2度のファイナルMVP、12度のオールスター選出、10度のオールNBAチーム入り、4度の得点王獲得、NBA75周年記念チーム選出など、輝かしい実績を残してきた。歴代トップクラスのスコアラーである34歳のフォワードの実力に疑いの余地はなく、現役最高級のスーパースターなのは誰もが認めるところだ。

 ただ、そのキャリアを振り返ると、2016年オフにステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンらを擁するゴールデンステイト・ウォリアーズに移籍し、2019年から加入したブルックリン・ネッツではカイリー・アービング、ジェームズ・ハーデン(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)とビッグ3を結成。簡単にスーパーチームを結成、あるいは合流する姿勢に、一部の識者やOB、ファンから苦言を呈されているのも事実だ。

 そんななかで話題となったのが、今年4月にチャールズ・バークレー(元フェニックス・サンズほか)が言い放った“バスの乗客”発言。ウォリアーズ時代に2度の優勝を果たしたデュラントだが、それはすでに完成されたチームに“乗客”として乗り込み経験しただけで、決して自ら“運転手”としてチームを先導しチャンピオンリングを勝ち取ったわけではない、というものだ。
 
 この発言についてデュラント本人も含め、様々なリーグ関係者が言及したが、現地10月21日に配信されたポッドキャスト番組『ALL THE SMOKE』で、ウォリアーズ時代の元同僚トンプソンが反論。ホストを務めるスティーブン・ジャクソン、マット・バーンズ(ともに元ウォリアーズほか)とともに、デュラントの“功績”について語った。

「ケビンの偉大さについて人々が語らないのは気になるね。この男は(2017年の)ファイナルで平均35-15を記録した(正しくは平均35.2点、8.2リバウンド。2018年ファイナルは平均28.8点、10.8リバウンド)。シャック(シャキール・オニール/元ロサンゼルス・レイカーズほか)のような数字だ。この数字に異論はないだろう。35-15だよ」

 確かにデュラントは、ウォリアーズという完成されたスーパーチームに加入した。しかしトンプソンが言うように、ファイナルで圧巻のパフォーマンスを見せたのも事実。この“バスの乗客議論”は、デュラントがネッツで優勝しない限り、あるいはしたとしても、今後しばらく続きそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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