現地時間10月29日にミルウォーキーのファイサーブ・フォーラムで行なわれたアトランタ・ホークスとミルウォーキー・バックスによる一戦は、ホークスのトレイ・ヤングがゲームハイの42得点に6リバウンド、5アシスト、デジャンテ・マレーが21得点、5リバウンド、6アシスト、2スティールと襲い掛かるなか、ホームのバックスが123-115で勝利を収めた。
バックスは開幕5連勝でリーグ唯一の無敗をキープ。ドリュー・ホリデーは相手のオールスターガードデュオの猛攻にも、「僕らは自信を保っていた。自分たちがやるべきことを理解していたんだ。勝負所でいい仕事ができたよ」と意に介さず。
34得点、12アシスト、4スティールをマークしたホリデーを筆頭に、バックスはヤニス・アデトクンボが34得点、17リバウンド、4アシスト、ブルック・ロペスが21得点、6リバウンド、2ブロックと主軸が躍動した。
前半はフィールドゴール成功率14.3%(1/7)の4得点だったアデトクンボは「前回ハーフで4得点に終わったのがいつだったのか覚えていない。だが正しいプレーをして、チームメイトたちを見つけだそうとした。4点しか取れていないのは知っていたから、チームのためにアグレッシブにやりたかったんだ」と語ったように、後半だけで30得点と見事に立ち直った。
開幕から5試合を終えて、アデトクンボは平均34.4点(FG成功率60.4%)、14.0リバウンド、5.8アシスト、1.6ブロックとフル回転。直近4試合で叩き出した計151得点(平均37.8点)は、4試合のスパンとしてはキャリア最高の数値となっているが、本人によればまだ本調子ではないという。
「正直に言っておくよ。僕はまだあの気持ち(一番いい時の状態)になっていない。その感覚というのは、大一番の試合で常に感じるものなんだ。でも僕はまだリズムに乗っているとは思えない。まだその感覚を追い求めている段階さ」
他チームからすれば恐ろしい限りだが、さらにバックスは3人の主要選手を欠いている点も見逃せない。
シックスマンのパット・カナトンがふくらはぎを痛めて開幕から約3週間離脱。第2の得点源クリス・ミドルトンも手首の手術明けで数週間の欠場が報じられており、今年1月末に左ヒザの前十字靭帯(ACL)を断裂したジョー・イングルズは来年1月以降が新天地デビューになる見込みだ。
アデトクンボ、ホリデー、ロペス、ボビー・ポーティスといった布陣にこの3選手が復帰した時こそ、今季のバックスにとって“完全体”となるだけに、今後の快進撃は楽しみでしかない。
文●秋山裕之(フリーライター)
バックスは開幕5連勝でリーグ唯一の無敗をキープ。ドリュー・ホリデーは相手のオールスターガードデュオの猛攻にも、「僕らは自信を保っていた。自分たちがやるべきことを理解していたんだ。勝負所でいい仕事ができたよ」と意に介さず。
34得点、12アシスト、4スティールをマークしたホリデーを筆頭に、バックスはヤニス・アデトクンボが34得点、17リバウンド、4アシスト、ブルック・ロペスが21得点、6リバウンド、2ブロックと主軸が躍動した。
前半はフィールドゴール成功率14.3%(1/7)の4得点だったアデトクンボは「前回ハーフで4得点に終わったのがいつだったのか覚えていない。だが正しいプレーをして、チームメイトたちを見つけだそうとした。4点しか取れていないのは知っていたから、チームのためにアグレッシブにやりたかったんだ」と語ったように、後半だけで30得点と見事に立ち直った。
開幕から5試合を終えて、アデトクンボは平均34.4点(FG成功率60.4%)、14.0リバウンド、5.8アシスト、1.6ブロックとフル回転。直近4試合で叩き出した計151得点(平均37.8点)は、4試合のスパンとしてはキャリア最高の数値となっているが、本人によればまだ本調子ではないという。
「正直に言っておくよ。僕はまだあの気持ち(一番いい時の状態)になっていない。その感覚というのは、大一番の試合で常に感じるものなんだ。でも僕はまだリズムに乗っているとは思えない。まだその感覚を追い求めている段階さ」
他チームからすれば恐ろしい限りだが、さらにバックスは3人の主要選手を欠いている点も見逃せない。
シックスマンのパット・カナトンがふくらはぎを痛めて開幕から約3週間離脱。第2の得点源クリス・ミドルトンも手首の手術明けで数週間の欠場が報じられており、今年1月末に左ヒザの前十字靭帯(ACL)を断裂したジョー・イングルズは来年1月以降が新天地デビューになる見込みだ。
アデトクンボ、ホリデー、ロペス、ボビー・ポーティスといった布陣にこの3選手が復帰した時こそ、今季のバックスにとって“完全体”となるだけに、今後の快進撃は楽しみでしかない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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