現地時間11月22日、サクラメント・キングスはアウェーでメンフィス・グリズリーズを113-109で撃破。
これで7連勝(10勝6敗)としウエスタン・カンファレンス3位に浮上。開幕4連敗スタートだったことを考えると、ここまでの戦績は上出来と言えるだろう。
そんななか、ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントとビジネスパートナーのリッチ・クライマンによって設立された『Boardroom』で、デュラントが今季のキングスについて話していた。
「このリーグの皆にとってタフなチームだ。もし自分がボストン・セルティックスにいようと、リーグワーストのチームにいようと関係ない。(ドマンタス)サボニスにはスイッチできやしない。彼は強靭すぎる。あの男がディフェンス陣をたくさん断ち切っているんだ。
加えてディアロン・フォックスがリング下へやってくるし、ハリソン・バーンズはアイソレーションから誰が相手でも点を取ってくる。キーガン・マレー、彼はマイケル・ポーターJr.(デンバー・ナゲッツ)のようにキャッチ&シュートしている。しかもベンチからはテレンス・デイビスが出てくる」
デュラントが所属するネッツは、15日のキングス戦に121-153で大敗。今季のNBAで150得点以上をマークしたのはこの試合のキングスのみだ。
ネッツとの一戦でキングスはフィールドゴール59.6%(56/94)、3ポイント48.8%(20/41)に39アシストを残してネッツのディフェンスを粉砕。ケビン・ハーターが3ポイント71.4%(5/7)で計19得点、サボニスが17得点、7リバウンド、7アシスト、バーンズが16得点、フォックスが14得点、9アシストをマーク。
そしてベンチのデイビスが3ポイント70.0%(7/10)を含むゲームハイの31得点に9リバウンド、4アシスト、3スティール、マリーク・モンクが15得点、6アシスト、トレイ・ライルズが12得点、5リバウンドと、計7選手が2桁得点を残した。
デュラントの称賛はさらに続く。
「彼らはまるで相手をからかうかのように打ってくる。あのチームにはシュート力の高い選手が揃っていて爆発力もある。マリーク・モンク、トレイ・ライルズは有能なベンチプレーヤーだ。(チメジー)メトゥもビッグマンとしていいシューターなんだ。彼らは層の厚いチームなのさ」
「それに素晴らしいコーチがいる。マイク・ブラウンは毎回トランジションで『コーナーへ走れ! コーナーへ到着しろ!』と叫んでいるよ」
フォックス、サボニス、バーンズに新人マレー、新加入のモンクなど、リーグ最高級のオフェンス力でリーグを席巻するキングス。なかでもデュラントが絶賛していたのがハーターだった。
「ケビン・ハーター。今の彼はまるでクレイ、ステフのようにプレーしている。彼が見せているハンドオフやシューティングは、バスケファンやリーグを見ていない人であろうと必見だ」
デュラントは番組内で、ハーターをゴールデンステイト・ウォリアーズ時代のチームメイト、クレイ・トンプソン、ステフィン・カリーと同格とみなしていたのだから、よほど衝撃を受けたのだろう。
それもそのはず。今季キングスへ新加入したハーターは、フィールドゴール50.5%、3ポイント50%で平均16.7点に3.3アシストを残し、平均3.7本もの長距離砲を浴びせており、相手チームへ確実にダメージを与えている。
突如として破壊力抜群のオフェンスで台頭してきたキングス。このチームの勢いが今後どこまで続くか見ものだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
これで7連勝(10勝6敗)としウエスタン・カンファレンス3位に浮上。開幕4連敗スタートだったことを考えると、ここまでの戦績は上出来と言えるだろう。
そんななか、ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントとビジネスパートナーのリッチ・クライマンによって設立された『Boardroom』で、デュラントが今季のキングスについて話していた。
「このリーグの皆にとってタフなチームだ。もし自分がボストン・セルティックスにいようと、リーグワーストのチームにいようと関係ない。(ドマンタス)サボニスにはスイッチできやしない。彼は強靭すぎる。あの男がディフェンス陣をたくさん断ち切っているんだ。
加えてディアロン・フォックスがリング下へやってくるし、ハリソン・バーンズはアイソレーションから誰が相手でも点を取ってくる。キーガン・マレー、彼はマイケル・ポーターJr.(デンバー・ナゲッツ)のようにキャッチ&シュートしている。しかもベンチからはテレンス・デイビスが出てくる」
デュラントが所属するネッツは、15日のキングス戦に121-153で大敗。今季のNBAで150得点以上をマークしたのはこの試合のキングスのみだ。
ネッツとの一戦でキングスはフィールドゴール59.6%(56/94)、3ポイント48.8%(20/41)に39アシストを残してネッツのディフェンスを粉砕。ケビン・ハーターが3ポイント71.4%(5/7)で計19得点、サボニスが17得点、7リバウンド、7アシスト、バーンズが16得点、フォックスが14得点、9アシストをマーク。
そしてベンチのデイビスが3ポイント70.0%(7/10)を含むゲームハイの31得点に9リバウンド、4アシスト、3スティール、マリーク・モンクが15得点、6アシスト、トレイ・ライルズが12得点、5リバウンドと、計7選手が2桁得点を残した。
デュラントの称賛はさらに続く。
「彼らはまるで相手をからかうかのように打ってくる。あのチームにはシュート力の高い選手が揃っていて爆発力もある。マリーク・モンク、トレイ・ライルズは有能なベンチプレーヤーだ。(チメジー)メトゥもビッグマンとしていいシューターなんだ。彼らは層の厚いチームなのさ」
「それに素晴らしいコーチがいる。マイク・ブラウンは毎回トランジションで『コーナーへ走れ! コーナーへ到着しろ!』と叫んでいるよ」
フォックス、サボニス、バーンズに新人マレー、新加入のモンクなど、リーグ最高級のオフェンス力でリーグを席巻するキングス。なかでもデュラントが絶賛していたのがハーターだった。
「ケビン・ハーター。今の彼はまるでクレイ、ステフのようにプレーしている。彼が見せているハンドオフやシューティングは、バスケファンやリーグを見ていない人であろうと必見だ」
デュラントは番組内で、ハーターをゴールデンステイト・ウォリアーズ時代のチームメイト、クレイ・トンプソン、ステフィン・カリーと同格とみなしていたのだから、よほど衝撃を受けたのだろう。
それもそのはず。今季キングスへ新加入したハーターは、フィールドゴール50.5%、3ポイント50%で平均16.7点に3.3アシストを残し、平均3.7本もの長距離砲を浴びせており、相手チームへ確実にダメージを与えている。
突如として破壊力抜群のオフェンスで台頭してきたキングス。このチームの勢いが今後どこまで続くか見ものだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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