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NBA

「あまりにも不必要だ」「押すなら胸にしろ」ベバリーの“危険タックル”にサンズが猛批判!レイカーズの選手や指揮官は擁護<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.11.25

レイカーズ対サンズ戦の終盤、ベバリー(中央)は背後からエイトン(手前)に向かってタックルし乱闘騒ぎに。(C)Getty Images

レイカーズ対サンズ戦の終盤、ベバリー(中央)は背後からエイトン(手前)に向かってタックルし乱闘騒ぎに。(C)Getty Images

 現地時間11月22日に行なわれたロサンゼルス・レイカーズとフェニックス・サンズによる一戦は、サンズが本拠地フットプリント・センターで115-105の勝利を飾った。

 レイカーズはアンソニー・デイビスが37得点、21リバウンド、5スティール、5ブロックのモンスタースタッツを残すも、サンズはデビン・ブッカーとミカル・ブリッジズがともに25得点を奪取。ほかにもドゥエイン・ワシントンJr.が15得点、ディアンドレ・エイトンが14得点、15リバウンド、キャメロン・ペインが11得点、7アシストとバランスの良い攻撃で終盤に突き放した。

 この敗戦により、レイカーズはウエスタン・カンファレンス14位の5勝11敗(勝率31.3%)となり、リーグ唯一のアウェー全敗チームに(0勝6敗)。レブロン・ジェームズが左内転筋の張りのため5試合連続で欠場するなか、デイビスの奮闘も勝利にはつながらなかった。

 また、この試合では終盤に両チームの選手とスタッフが入り乱れる一触即発の場面もあり、話題を集めた。
 
 試合残り3分55秒、レイカーズのオースティン・リーブスがドライブからゴール下でショットを狙うも、ブッカーのファウルに遭い転倒。空中でボールに向かってショットを防いだ後に、左腕でリーブスの顔面に接触する形となったブッカーは、リーブスを見下ろすかのようにゆっくりと立ち去ると、隣でボールを手にしたエイトンも近づき仁王立ちする格好となった。

 それを見たパトリック・ベバリーは直後、背後から突進してエイトンにぶつかり、コート外へと突き飛ばしてしまったのである。

 結局、この一連のプレーでブッカーにはフレグラントファウル1、ベバリーには一発退場が宣告された。

 サンズのモンティ・ウィリアムズHC(ヘッドコーチ)はベバリーの危険なタックルに対し、「リーグはこういったプレーをもっとよく見る必要があると思う。あまりにも不必要だからだ。実にくだらない。私が思い浮かべた言葉はそれだけだ」と指摘。ブッカーも「パット(ベバリー)はいい加減、背後から攻撃するのを止めるべき。押すなら胸にしろ」とベバリーのプレーを痛烈に批判した。
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