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NBA

「絶対に起こってはならないこと」ベバリーがプールに手を出したグリーンを糾弾「プロが一線を越えてはいけない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.10.12

ベバリー(左)はチームメイトを殴ったグリーン(右)を非難した。(C)Getty Images

ベバリー(左)はチームメイトを殴ったグリーン(右)を非難した。(C)Getty Images

 現地時間10月5日に起こったゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンとジョーダン・プールによる喧嘩騒動が、依然として波紋を広げている。

 当日のチーム練習中にグリーンがプールに激怒し、グリーンがパンチをお見舞い。チームメイトやコーチが静止してその場は収まったものの、一連の動画が流出したことで、一気に話が大きくなった。

 翌日にグリーンはチーム関係者とプールに謝罪。現地時間10月8日の会見でしばらくチームを離れることを発表した。

 今回流出した映像についてグリーンは「15回かそれ以上見た。自分は酷いものだった。自分が思っていた以上に酷く、情けないものだった」と猛省。

 しかし、グリーンに対する批判は止まず、ロサンゼルス・レイカーズのパトリック・ベバリーは、自身のポッドキャスト番組“The Pat Bev Podcast with Rone”で「そんなことがあってはならない。絶対に起こってはならないことだ」と糾弾。

 なお、事件前にベバリーは、グリーンのポッドキャストにゲスト出演していたが、その後に予定が入っていたため、話を早めに切り上げたという。
 
 グリーンがこの一件で気分を害したのかは不明だが、会見で彼は当日のことを次のように振り返っていた。

「あの日の自分は、メンタル的に良くない状態にあった。チームのリーダーとして、もっといい状態を保つ必要があった。自分の知力が尽きてしまったことを把握し、理解しなくてはいけなかった。それが間違った方向へ行ってしまったのかもしれない。自分はそのことにうまく対処することができなかった。人として、リーダーとして失敗してしまった」

 またベバリーは、出演者のローンから自分がこれまで所属してきたチームで喧嘩が起きたことがあるかとの質問に対し、こう答えている。

「ノーファイトだ。言い争うことはあったとしても、喧嘩をすることはない。俺たちはプロフェッショナルであり、その一線を越えてはいけないんだ」 

 プールはその後も試合に出場しているが、騒動については黙認を貫いている。一部ではグリーンを許していないという報道もあり、2人の間に溝ができていることは明らかだ。

 ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)も「これは私がここでコーチを務めて以来、最大の危機。本当に深刻なこと」と語っていることからも事態の深刻さが伺える。

 連覇に向けて視界良好かと思われていたウォリアーズを襲ったまさかの事態。10月18日のレギュラーシーズン開幕までにこの問題は解決するのか。

構成●ダンクシュート編集部
 
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