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NBA

「僕は人の認識を変えたかった」渡邊雄太が飛躍を遂げたNBAキャリアを回想。現状は「当たり前とは思っていない」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.12.04

渡邊は常に努力を怠らず、NBA5年目の今季、自身3チーム目となるネッツでチャンスを掴んだ。(C)Getty Images

渡邊は常に努力を怠らず、NBA5年目の今季、自身3チーム目となるネッツでチャンスを掴んだ。(C)Getty Images

 ブルックリン・ネッツは現地時間12月2日にトロント・ラプターズを114-105で下し、ここ9戦で7勝2敗と調子を上げている。

 4連勝を飾ったチームは今季戦績を13勝11敗(勝率54.2%)とし、イースタン・カンファレンス6位へ浮上。この試合ではTJ・ウォーレンが左足のケガから約2年ぶりにコートへ復帰し、10得点、4リバウンドをあげて勝利に貢献。チーム力は着実に増していると言えるだろう。

 そんななか、4日に渡邊雄太のロッカールームインタビューが米メディア『Hoops Hype』へ公開された。現在、右ハムストリングの張りのため、7試合連続で欠場中の日本人フォワードについて、チーム先日、最低でももう1週間欠場することを発表した。

 とはいえ、新陳代謝の激しいNBAで、日本出身の渡邊と八村塁(ワシントン・ウィザーズ)がキャリアを続けていることは特筆すべきだろう。

 2019年のドラフト1巡目9位指名でNBA入りした八村に対して、渡邊はジョージ・ワシントン大で4年間プレーするも18年のドラフトでは指名されず、ドラフト外からNBA入りを果たした。

「自分たちの国の代表になれていることは、僕らにとって本当に大事なことだと思っています。僕が子どもの時、NBA選手になりたいと言っても、周りの人たちは『日本人でリーグ入りできたのは1人しかいないんだから、ほとんど不可能だ。君にはできない』って感じでした。
 
 僕はそういった人たちの認識を変えたかった。日本人、それに彼らがどうしてそう考えてしまうのかを変えたかったんです。今ではもっと多くの人たちがNBAを見始めていると思っています。今、たくさんの子どもたちがNBA選手になることを目指し始めてくれたらいいなと思っています」

 渡邊がそう話していたとおり、彼らがNBA入りする前、日本人でNBAの公式戦へ出場したのは04年の田臥勇太(フェニックス・サンズ/現:宇都宮ブレックス)のみ。その田臥でさえ、シーズン途中に解雇された。

 そう考えると、10年前の時点で、複数の日本人選手がNBAでプレーしていると言われても、ほとんどの人は信じていなかったかもしれない。

 渡邊は18年夏にネッツの一員としてサマーリーグでプレーし、メンフィス・グリズリーズと2WAY契約を締結。2年間グリズリーズとGリーグチーム(メンフィス・ハッスル)を交互に渡り歩き、過去2シーズンはトロント・ラプターズに所属し、2WAY契約の末に21年4月に本契約を結んだ。
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