専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

「ADはNBAトップ5。ヤニスよりスキルが高い」レイカーズOBがデイビスに新たな“注文”「もっとボールを要求すべき」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.12.08

デイビスは攻守で存在感を発揮しているが、レイカーズは依然としてカンファレンス下位に沈んでいる。(C)Getty Images

デイビスは攻守で存在感を発揮しているが、レイカーズは依然としてカンファレンス下位に沈んでいる。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズのアンソニー・デイビスは、現代NBAトップクラスのビッグマンとして知られている。

 しかし、ケガが多いことや、センターとしてインサイドでプレーすることに消極的などネガティブな要素も少なくない。トップスターになり切れない部分に関して、レイカーズOB戦士が議論を交わしている。

 2012年のドラフト全体1位でNBA入りしたデイビスは、ニューオーリンズ・ペリカンズでの7シーズンでオールNBA1stチーム3回、オールディフェンシブチーム3回、ブロック王3回、オールスター選出6回とスタープレーヤーの地位を確立した。

 2019年夏に3チーム間の大型トレードでレイカーズへ移籍。“キング”ことレブロン・ジェームズとタッグを組み、加入初年度の2019-20シーズンには自身初のリーグ優勝も果たした。

 しかし、2020-21シーズンは(72試合中)36試合を欠場、21-22シーズンは(82試合中)42試合欠場と、アキレス腱やヒザの故障に苦しみ、出場試合数は激減。チームは連覇を逃すと、昨季はカンファレンス11位(33勝49敗)と低迷し、プレーオフにさえ進出できなかった。

 勝負の年となる今季は、ここまで(23試合中)21試合に出場してリーグ11位の平均27.3点、同トップの12.3リバウンド、同2位の2.29ブロックと奮闘しているが、チームはカンファレンス13位(10勝13敗)とまだ勝率5割を下回っている。
 
 2017年にゴールデンステイト・ウォリアーズでリーグ優勝を経験し、レイカーズOBでもあるマット・バーンズが、同じくOBのラマー・オドムがホストを務めるポッドキャスト『The LADE Show』に出演。2人がリーグ屈指のビッグマンであるヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)を引き合いに出し、デイビスについて語った。

「AD(デイビス)を見た時、NBAでトップ5のプレーヤーになると思った。ADはおそらくヤニス(アデトクンボ)よりもスキルが高い」

 このように語ったオドムに対し、バーンズは「トップ5という意見に疑いの余地はないけど」と断ったうえで、デイビスが真のトップレベルに上り詰めるために“要求”も突き付けている。

「ADはもっとボールを要求すべきだ。(ボール)タッチが少ない。ヤニスは特殊なモーターとマインドセットを備えている。それがベストプレーヤーを作り出す。もしADがヤニスのモーターとマインドセットを持っていたら、最高のプレーヤーが誕生する」

 レブロンは今季も平均25.8点、9.1リバウンド、6.4アシストを記録しているが、今月30日には38歳を迎える。デイビスがさらに殻を破れるかが、レイカーズの命運を握っていると言えるだろう。

構成●ダンクシュート編集部
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号