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NBA

「ウォリアーズは終わった」米識者がカリー離脱の王者を一刀両断「チャンピオンシップ争いはあり得ない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2022.12.20

王者ウォリアーズはここまで勝率5割以下と低迷。さらにエースのカリー(左)離脱で連覇に暗雲が立ち込めている。(C)Getty Images

王者ウォリアーズはここまで勝率5割以下と低迷。さらにエースのカリー(左)離脱で連覇に暗雲が立ち込めている。(C)Getty Images

 昨季王者のゴールデンステイト・ウォリアーズは、今季ここまで15勝16敗でウエスタン・カンファレンスの11位と苦しんでいる。エースのステフィン・カリーが左肩の亜脱臼で離脱したこともあり、元NBA選手でアナリストのケンドリック・パーキンスは、優勝候補から脱落したと持論を展開している。

 過去8シーズンで優勝4回を果たしたウォリアーズは今季、序盤戦で5連敗を喫するなど波に乗れず。平均30点をあげているカリーを筆頭に、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン、アンドリュー・ウィギンズと主力は健在だが、カリーが現地時間12月14日のインディアナ・ペイサーズ戦で左肩を痛めて離脱。手術こそ回避できたものの、不安材料があるのは否めない。

 2008年にボストン・セルティックスでリーグ優勝を経験しているパーキンスは米スポーツ専門局『ESPN』の番組「First Take」に出演した際、ウォリアーズのタイトルコンテンダーとしての戦いは「終了」したと断言した。

「ウォリアーズが終わったというのは、プレーオフ進出ではなく、チャンピオンシップについてだ。プレーオフにはプレーイン・トーナメントを勝ち上がれば出場できるからね。チャンピオンシップを争えるか? それはあり得ない」
 
 パーキンスの見解としては、ウォリアーズがより熾烈なウエスタン・カンファレンスに所属していること、今夏にゲイリー・ペイトン2世(→ポートランド・トレイルブレイザーズ)やオットー・ポーターJr.(→トロント・ラプターズ)ら優秀な脇役陣の退団で、ベンチの薄さが目につくことが優勝を難しくすると見ている。

「ウエストはあまりに争いが激しい。ウォリアーズよりも優れていると言えるチームが多いんだ。(ロサンゼルス)クリッパーズ、(メンフィス)グリズリーズは間違いなく上だ。選手層、特にウォリアーズのベンチを私は信用していない。

 昨季タイトルを獲得した際にいたベンチメンバーを多く失った。ウォリアーズに頼れるベンチメンバーはいない。彼らが終わったか? その答えはイエスだ。そして、終わったとはチャンピオンシップを獲得することを意味する」

 過去2シーズン、カリーが欠場した試合でウォリアーズは10勝17敗と大きく負け越している。エース不在の間、ウィギンズ(平均19.1点)、トンプソン(平均18.4点)、ジョーダン・プール(平均18.2点)を中心に、持ち堪えることができるだろうか。

構成●ダンクシュート編集部
 
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