NBA

八村塁にトレードの可能性?ウィザーズがクラウダー獲得のためオファーも、サンズが拒否と現地メディアが報道<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2022.12.23

ウィザーズで4年目を迎えている八村。今季中の電撃トレードはあるのか。(C)Getty Images

 現地時間12月22日、ワシントン・ウィザーズの八村塁が右足首のケガから復帰し、17試合ぶりにコートに戻ってきた。

「またチームに貢献できて嬉しいです。今、チームが必要としているエナジーをディフェンス、オフェンス、リバウンドの面でもたらして、勝利に貢献できると思っています」

 試合前にそう話していた八村は、敵地で行なわれたユタ・ジャズ戦でベンチから登場し、23分35秒の出場で7得点、チーム最多の7リバウンド、1アシスト、1スティールをマークした。

 しかしチームは112-120で敗れ、直近16試合で14敗目。ブラッドリー・ビールがゲームハイの30得点に5リバウンド、5アシスト、カイル・クーズマが21得点、5リバウンドを残すも、今季戦績をイースタン・カンファレンス12位の12勝21敗(勝率36.4%)とした。

 そんな矢先、同日にNBAインサイダーのマーク・スタイン記者が注目のニュースを発信した。リーグの情報筋から得たものとして、ウィザーズがフェニックス・サンズのジェイ・クラウダー獲得に向けて八村を中心としたパッケージを提示するも、拒否されたと報道。同記者によると、サンズはクラウダーの見返りとしてスターターが務まる人材を求めているという。
 
 一昨季にNBAファイナル進出、昨季はリーグトップかつ球団史上最高の64勝18敗(勝率78.0%)を記録したサンズで、クラウダーはデビン・ブッカー、クリス・ポール、ディアンドレ・エイトン、ミカル・ブリッジズとともにスターターの一角を務めた32歳のベテラン。198cm・107kgの肉体と10年のキャリアを誇り、思い切りのいい3ポイントと複数のポジションをカバーできる3&Dとして知られる。昨季は67試合に出場(すべて先発)し、平均9.4点、5.3リバウンド、1.9アシスト、1.42スティール、3ポイント成功率34.8%(平均1.9本成功)をマークした。

 だがサンズが4年目のキャメロン・ジョンソンを先発起用する方針を固めたこともあり、今季はトレーニングキャンプの時点でチームから離脱。チーム側と双方合意の上でトレード先を模索している状況だ。
NEXT
PAGE
今季終了後にFAになる八村がトレード候補に