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カリーら主力を欠いても好調のウォリアーズ。指揮官は「この6試合の戦いぶりは見事だった」と選手を称賛<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.01.06

エースのカリーをはじめ複数の主軸を欠きながらも、上昇気配の王者ウォリアーズ。(C)Getty Images

 現地時間1月4日のデトロイト・ピストンズ戦、今季最長の5連勝と好調のゴールデンステイト・ウォリアーズは、残り1分25秒で5点のビハインドを背負っていた。

 だがここからクレイ・トンプソンがフリースロー2本とレイアップを決めて4点を奪取。3点差とされた残り1秒には値千金の3ポイントをヒットさせ同点に追いつくと、本拠地チェイス・センターは興奮の坩堝と化した。

 しかし最後に笑ったのはピストンズ。タイムアウト明けのラストポゼッションでサディーク・ベイが劇的な3ポイントをねじ込み、昨季王者から貴重な白星(122-119)を手にした。

 ホームで惜敗したウォリアーズは、「いい気分になんてなれるわけがない。僕らは今夜ものすごくハードに戦っていたんだから」と試合後に語ったトンプソンがゲームハイの30得点をマーク。ジョーダン・プールが24得点、6アシスト、タイ・ジェロームが18得点、アンソニー・ラムが17得点、ケボン・ルーニーが8得点、15リバウンド、2スティール、2ブロック、ドレイモンド・グリーンが8リバウンド、7アシストを記録した。
 
 イースタン・カンファレンス14位のピストンズ相手に痛恨の1敗を喫したウォリアーズだが、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は試合後、奮闘した選手たちを称えた。

「この数週間というもの、選手たちが砦(ホームコート)を守ってくれたことがどれだけ誇らしいことかを伝えた。今夜はタフな負けだったが、今のロスターの状態を考えれば、この6試合で5勝したホームゲームの戦いぶりは見事だったよ」

 指揮官が話した通り、ウォリアーズは現在ステフィン・カリーとアンドリュー・ウィギンズの先発2人を欠いているだけでなく、ジョナサン・クミンガ、ジェームズ・ワイズマン、ジャマイケル・グリーン、アンドレ・イグダーラもケガや体調不良などで離脱中。大幅な戦力ダウンを余儀なくされていた。

 にも関わらず、チームは昨年12月25日のメンフィス・グリズリーズ戦を皮切りに、ホームで今季最長の5連勝をマーク。そのうち4試合は6点差以内の決着と、接戦を制して白星を積み重ねた。
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