今季のブルックリン・ネッツはシーズン前にケビン・デュラントがトレードを要求、開幕からわずか7試合でスティーブ・ナッシュHC(ヘッドコーチ)を解任、さらに11月にはメディアでの不適切投稿でカイリー・アービングが出場停止を食らうなどトラブルが相次いだ。
しかし、ジャック・ヴォーン新HCの下でチームは少しずつ調子を取り戻すと、12月は12勝1敗、2023年に入っても3勝1敗と好調をキープ。ここまで27勝13敗(勝率67.5%)でイースタン・カンファレンス2位と好位置につけている。
そのネッツで主軸を担っているのがデュラントとアービングだ。両選手はオールスターとオールNBAチームに複数回選ばれた実績を持ち、30歳を迎えた今もなお、リーグトップレベルで活躍を続けている。
現地時間1月8日、マイアミ・ヒートのエリック・スポールストラHCは、ネッツが誇る2大スーパースターについて最大級の賛辞を送っていた。
「あの2人はバスケットボールというアートについて話し合っていると聞いたことがある。それがあの2人をうまく描写していると思うね。彼らはそれぞれの技術を高め続けている。リーグには素晴らしい選手たちがいる。そしてその上にはどんなスキーム(仕組み)であろうと通用しないほど別格の選手たちがいるんだ」
今季デュラントは平均29.7点、6.7リバウンド、5.3アシスト、1.5ブロック。アービングは平均26.0点、4.9リバウンド、4.7アシストを記録。5日に発表された今年のオールスターファン投票結果第一弾で、デュラントはイーストのフロントコート部門でトップの311万8545票、アービングは同ガード部門でトップの207万1715票を得ているように、人気と実力を兼ね備えたスターだ。
そんな両選手について、ヒート指揮官はさらにこう続けていた。
「あの2人は自分の行きたいところへ向かうことが可能で、その方法とシュートへ持ち込むまでの精度が異常なんだ。それは彼らがありとあらゆるスキームを分析しているからだ。皆が彼らにチャレンジし、彼らに対して空いたスペースを詰めようとする。けどあの2人は得意のスポットへ辿り着くと、信じられないほど正確なんだ」
デュラントはここまでキャリアハイのフィールドゴール成功率55.9%に加え、自己最高かつ今季リーグベストのフリースロー成功率93.4%をマーク。アービングもフィールドゴール成功率48.8%、フリースロー成功率90.7%とショットの精度が高く、1対1で止め切るのは至難の業と言っていい。
デュラントは8日のヒート戦で負傷し最低でも2週間の離脱が決定したが、この2人が健在であれば、今季のネッツが優勝争いに入り込むことは十分可能だろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
しかし、ジャック・ヴォーン新HCの下でチームは少しずつ調子を取り戻すと、12月は12勝1敗、2023年に入っても3勝1敗と好調をキープ。ここまで27勝13敗(勝率67.5%)でイースタン・カンファレンス2位と好位置につけている。
そのネッツで主軸を担っているのがデュラントとアービングだ。両選手はオールスターとオールNBAチームに複数回選ばれた実績を持ち、30歳を迎えた今もなお、リーグトップレベルで活躍を続けている。
現地時間1月8日、マイアミ・ヒートのエリック・スポールストラHCは、ネッツが誇る2大スーパースターについて最大級の賛辞を送っていた。
「あの2人はバスケットボールというアートについて話し合っていると聞いたことがある。それがあの2人をうまく描写していると思うね。彼らはそれぞれの技術を高め続けている。リーグには素晴らしい選手たちがいる。そしてその上にはどんなスキーム(仕組み)であろうと通用しないほど別格の選手たちがいるんだ」
今季デュラントは平均29.7点、6.7リバウンド、5.3アシスト、1.5ブロック。アービングは平均26.0点、4.9リバウンド、4.7アシストを記録。5日に発表された今年のオールスターファン投票結果第一弾で、デュラントはイーストのフロントコート部門でトップの311万8545票、アービングは同ガード部門でトップの207万1715票を得ているように、人気と実力を兼ね備えたスターだ。
そんな両選手について、ヒート指揮官はさらにこう続けていた。
「あの2人は自分の行きたいところへ向かうことが可能で、その方法とシュートへ持ち込むまでの精度が異常なんだ。それは彼らがありとあらゆるスキームを分析しているからだ。皆が彼らにチャレンジし、彼らに対して空いたスペースを詰めようとする。けどあの2人は得意のスポットへ辿り着くと、信じられないほど正確なんだ」
デュラントはここまでキャリアハイのフィールドゴール成功率55.9%に加え、自己最高かつ今季リーグベストのフリースロー成功率93.4%をマーク。アービングもフィールドゴール成功率48.8%、フリースロー成功率90.7%とショットの精度が高く、1対1で止め切るのは至難の業と言っていい。
デュラントは8日のヒート戦で負傷し最低でも2週間の離脱が決定したが、この2人が健在であれば、今季のネッツが優勝争いに入り込むことは十分可能だろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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