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「アグレッシブにいきました」八村塁がレイカーズ相手にチーム2位の16得点!果敢なチャレンジに覚醒の予感漂う

秋山裕之

2019.11.30

世界最強のレブロン(左)を相手に、序盤から積極的な攻めを見せた八村。(C)REUTERS/AFLO

 ワシントン・ウィザーズは11月29日(日本時間30日)、ステイプルズ・センターでリーグ首位を走るロサンゼルス・レイカーズとの一戦に挑んだ。

 試合序盤、ウィザーズはレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスというリーグ最高峰のデュオを擁するレイカーズ相手に思わぬ奮戦を見せる。

 その主役は日本が誇る至宝、八村塁だった。最初の攻撃でショットクロックが迫るなか、左コーナー付近でボールを受け取るとレブロン相手にドリブルでスペースを作り出し、鮮やかにステップバックジャンパーを沈めてみせる。

 エースのブラッドリー・ビールに対して、レイカーズはケンテイビアス・コールドウェル・ポープが密着マークで封じにかかるも、八村の勢いは止まらない。

 レブロンのパスミスからボールを奪った八村は、自らドリブルで駆け上がりレブロンとダニー・グリーンの間を割ってレイアップを決める。その後もトランジションからペイントエリアでボールを受け取ると、レブロンへ身体をぶつけてから難しいショットを成功。持ち前のスピードを駆使し、ジャベール・マギーのブロックを交わしてリバースレイアップも決めるなど、わずか4分半で8得点を叩き出し、15-4の好スタートを牽引した。
 
 しかしレイカーズも黙っていない。徐々にディフェンスのプレッシャーを強めつつ、オフェンスではレブロンとデイビスを中心に得点を量産し、第1クォーター残り4分を切ったところで逆転。3ポイントも高確率で沈めてリードを広げていった。

 ディフェンスでも奮闘した八村はデイビスに対してファウルをせず、ゴール下のショットやドライブを防ぐシーンもあったが、213cmのマギー、208cmのデイビスの高さに徐々に苦しめられていく。

 同クォーター中盤、リング下でマギーと対峙した八村は何度もポンプフェイクでタイミングをずらすもマギーは引っ掛からず、ブロックショットを食らう。第2クォーター終盤にはデイビス相手にドライブで突破してシュートに持ち込むも、後方からブロックを浴びてコートに倒されてしまった。

 前半を終えて八村は8得点、5リバウンド、1アシスト、1スティールと健闘したものの、試合は70-49でレイカーズが圧倒。デイビスが19得点、7リバウンド、3ブロック、レブロンは16得点、8アシストと貫録のプレーで試合の趨勢を決めてしまった。
 
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レイカーズに大差をつけられるも意地を見せる