現地時間1月30日、ゴールデンステイト・ウォリアーズは敵地ペイコム・センターでオクラホマシティ・サンダーを128-120で下して3連勝を飾った。
この試合、ウォリアーズではステフィン・カリーが3ポイント8本を含むゲームハイの38得点に8リバウンド、12アシスト、クレイ・トンプソンが28得点、7リバウンド、3アシスト、アンドリュー・ウィギンズが15得点、2ブロック、ジョーダン・プールが15得点、4アシスト、2スティール、ドレイモンド・グリーンが9リバウンド、12アシスト、2スティールをマーク。
3戦連続の30得点超えとなったカリーは、オフボールカットからレイアップを決めると、その後もドライブや長距離砲などで加点し、今季20度目の30得点超えを達成。ウォリアーズのフランチャイズプレーヤーは、ここまでリーグ8位の平均29.7点に6.3リバウンド、6.5アシスト、フィールドゴール成功率49.4%、3ポイント成功率42.7%(平均4.9本成功)と、リーグトップクラスのパフォーマンスを続けている。
そしてこの試合で12本のフィールドゴールを決めたことで、レギュラーシーズン通算成功数を7222本とし、ウィルト・チェンバレン(7216本)を抜いてフランチャイズ史上トップに躍り出た。
ウォリアーズ在籍14年目のカリーは、すでに出場試合数(860)、得点(2万1067点)、アシスト(5605本)、スティール(1403本)、そして3ポイント試投数7681本と成功数3282本で球団最多記録を保持しているが、1試合100得点という前人未到の大記録を樹立した“伝説の巨人”の記録を新たに塗り替えた。
試合後、地元メディア『NBC Sports Bay Area』にカリーは「それだけ年を取ったってことだね」と笑みを見せてこう続けていた。
「特別なことさ。どんな形であろうと、ウィルトの記録を破るなんて、誰もできないと感じていることだからね。ダブ・ネーション(ウォリアーズ)を14年間も代表していられることはすごく有難い。たくさんのショットが入ってくれたことに感謝している。すごくいい気分だし、間違いなく祝福すべきことさ」
チェンバレンがウォリアーズに在籍したのは1959~65年の約6シーズンのみ。しかし当時としては規格外のサイズ(216㎝・124㎏)と身体能力を持ち合わせていた男は、いずれも球団史上トップの平均47.2分、41.5点、25.1リバウンドという超人的なスタッツを残した。
そのチェンバレンが保持していた球団史上最多フィールドゴール成功数記録を破ったことは、カリーがどれほど長い期間でショットを決め続けてきたかを示している。
カリーの活躍もあり、ウォリアーズは26勝24敗(勝率52.0%)で、ウエスタン・カンファレンス5位へ浮上。一時はプレーイン・トーナメント進出圏外に沈んでいたが、34歳のエースに導かれ、昨季王者は少しずつ調子を取り戻してきている。
文●秋山裕之(フリーライター)
この試合、ウォリアーズではステフィン・カリーが3ポイント8本を含むゲームハイの38得点に8リバウンド、12アシスト、クレイ・トンプソンが28得点、7リバウンド、3アシスト、アンドリュー・ウィギンズが15得点、2ブロック、ジョーダン・プールが15得点、4アシスト、2スティール、ドレイモンド・グリーンが9リバウンド、12アシスト、2スティールをマーク。
3戦連続の30得点超えとなったカリーは、オフボールカットからレイアップを決めると、その後もドライブや長距離砲などで加点し、今季20度目の30得点超えを達成。ウォリアーズのフランチャイズプレーヤーは、ここまでリーグ8位の平均29.7点に6.3リバウンド、6.5アシスト、フィールドゴール成功率49.4%、3ポイント成功率42.7%(平均4.9本成功)と、リーグトップクラスのパフォーマンスを続けている。
そしてこの試合で12本のフィールドゴールを決めたことで、レギュラーシーズン通算成功数を7222本とし、ウィルト・チェンバレン(7216本)を抜いてフランチャイズ史上トップに躍り出た。
ウォリアーズ在籍14年目のカリーは、すでに出場試合数(860)、得点(2万1067点)、アシスト(5605本)、スティール(1403本)、そして3ポイント試投数7681本と成功数3282本で球団最多記録を保持しているが、1試合100得点という前人未到の大記録を樹立した“伝説の巨人”の記録を新たに塗り替えた。
試合後、地元メディア『NBC Sports Bay Area』にカリーは「それだけ年を取ったってことだね」と笑みを見せてこう続けていた。
「特別なことさ。どんな形であろうと、ウィルトの記録を破るなんて、誰もできないと感じていることだからね。ダブ・ネーション(ウォリアーズ)を14年間も代表していられることはすごく有難い。たくさんのショットが入ってくれたことに感謝している。すごくいい気分だし、間違いなく祝福すべきことさ」
チェンバレンがウォリアーズに在籍したのは1959~65年の約6シーズンのみ。しかし当時としては規格外のサイズ(216㎝・124㎏)と身体能力を持ち合わせていた男は、いずれも球団史上トップの平均47.2分、41.5点、25.1リバウンドという超人的なスタッツを残した。
そのチェンバレンが保持していた球団史上最多フィールドゴール成功数記録を破ったことは、カリーがどれほど長い期間でショットを決め続けてきたかを示している。
カリーの活躍もあり、ウォリアーズは26勝24敗(勝率52.0%)で、ウエスタン・カンファレンス5位へ浮上。一時はプレーイン・トーナメント進出圏外に沈んでいたが、34歳のエースに導かれ、昨季王者は少しずつ調子を取り戻してきている。
文●秋山裕之(フリーライター)
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