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NBA

リラードはウルブズ時代のガーネットと“同類”?ピアースが優勝とは無縁のエースに移籍を推奨「もう限界点に達している」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.02.02

ピアースは現在のリラード(左)を、勝利に恵まれなかったウルブズ時代のガーネット(右)と重ね、ブレイザーズからの移籍を勧めた。(C)Getty Images

ピアースは現在のリラード(左)を、勝利に恵まれなかったウルブズ時代のガーネット(右)と重ね、ブレイザーズからの移籍を勧めた。(C)Getty Images

 ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードは今季でキャリア11年目を迎え、優勝に手が届かないなかでもチームに忠誠心を示してきた。そんなフランチャイズプレーヤーも今年7月で33歳。元NBA選手のポール・ピアースは、ブレイザーズからの移籍を勧めている。

 2012年のドラフト全体6位指名でブレイザーズに加入したリラードは、1年目に平均19.0点、6.5アシストをあげて新人王を獲得。2年目にはさらに数字を伸ばし、今季まで10シーズン連続で平均20点以上をマークしている。

 昨年12月17日のヒューストン・ロケッツ戦ではフランチャイズ史上2人目、歴代77人目の通算1万8000得点を達成。1月25日のユタ・ジャズ戦では今季リーグ2位タイの60得点(FG成功29本中21本、3ポイント成功15本中9本、フリースロー10本中9本)をあげ、今なおリーグを代表するスコアラーであることを表明した。

 そんなリラードだが、プレーオフでの最高位は19年のカンファレンス・ファイナル進出で、NBAファイナルは未経験。昨季のブレイザーズは27勝55敗でウエスタン・カンファレンス13位、今季もここまで25勝26敗で11位に沈んでいる。

 これまでトレードの噂も数多く飛び交ってきたが、ブレイザーズに忠誠心を尽くしてきたものの、殿堂入り選手のピアースは『Ticket & The Truth』で、リラードに関して「全てのプレッシャーが彼にかけられている。リラードはジェームズ・ハーデンよりもボールを支配せず、オフ・ザ・ボールの動きもいい」と評価したうえで、ミネソタ・ティンバーウルブズ時代のケビン・ガーネットと同じ状況にあると指摘した。
 
「君(ガーネット)は毎晩疲れ果てているように見えたし、成果が得られなかった。同じことがリラードにも言える。ポートランドから移籍する時が来た。彼は歴代でも偉大な選手の1人であり、チャンピオンシップ候補のチーム作りができないフランチャイズに可能な限りのことをしてきた。

 君がこの状況を誰よりも知っていると思う。君の置かれていた状況にすごく似ているからね。もう限界点に達している。君はおそらくミネソタを離れたくないと思っていた、でも、自分の心、血、汗、涙を捨て、街に全てを捧げ、何よりもそこで勝とうとしていた」

 2人による対談では、両者とも新天地にイーストのチームを推奨。ピアースはかねてから噂のあるニューヨーク・ニックス、ガーネットはシカゴ・ブルズの名前を挙げたが、果たして2026-27シーズンまで契約(最終年はプレーヤーオプション)を結ぶリラードがブレイザーズを離れることはあるのだろうか。

構成●ダンクシュート編集部
 
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