現地時間2月6日、ダラス・マーベリックスはスペンサー・ディンウィディー、ドリアン・フィニー・スミス、2029年のドラフト1巡目指名権、27、29年のドラフト2巡目指名権をブルックリン・ネッツに放出し、カイリー・アービングとマーキーフ・モリスを獲得した。
トレードの最大の目玉となったアービングにとって、新天地のマブズには幼少期に大ファンだった名司令塔のジェイソン・キッドがヘッドコーチ(HC)として在籍。両者はパーソナル・トレーナーのロビン・パウンドを通じて知り合い、キッドが殿堂入りした18年の式典でアービングは出席し、仲良く写真に収まるなど良好な関係を築いている。
キッドHCは6日のユタ・ジャズ戦後、アービングのこれまでのキャリアについてこう話していた。
「これまでの旅路を見てみると、彼はどこにいても勝ってきた。我々はその才能、それに彼の能力がこのチームを高めてくれると感じている。それこそ、まさに我々が必要としていたものなんだ。彼を獲得したことで、チャンピオンシップを勝ち取る位置へ向かう助けになると感じているんだ」
続けてキッドHCは「(アービングの)ネガティブな話について触れるのは簡単だ。でもコート内外で彼がやってきたポジティブな面を見てみるといい。我々はその点でアプローチしているんだ」と語り、「彼はバスケットボールがすべてなんだ。彼は勝ちたがっているし、コーチングされることを望んでいる。それは私にとって最高の機会なんだ」とポジティブに受け止めていた。
なお、アービングがマブズで着用する2番は、キッドがマブズで優勝(11年)した際に背負っていた背番号だ。
今季でNBA12年目のアービングは、キャリア平均23.3点、3.9リバウンド、5.7アシスト、1.3スティールに加えてフィールドゴール成功率47.1%、3ポイント成功率39.1%(1試合平均2.3本成功)、フリースロー成功率88.2%を残してきた。
ボールを自由自在に操り、多彩なスキルから高精度なジャンパーや絶妙なスピンをかけた芸術的なレイアップへ持ち込んで得点を量産するだけでなく、ノーマークになったチームメイトへのお膳立ても可能なプレーメーカーでもある。
マブズではスーパースターのルカ・ドンチッチと共闘することになるが、アービングは特に問題視していないようで、2月7日のチーム初練習後に次のように語った。
「様子を見ていかないといけない。けど僕はバスケットボール選手なんだ。僕らが共存できるか心配しているかって? 答えはノーだね。僕なら彼の負担を大きく軽減できるし、彼と一緒に引っ張っていきたい。けどプレッシャーはないよ。強制されるようなこともない。僕はバスケットボールがしたいし、彼の才能、チームメイトたちの才能を楽しみ、チャンピオンシップ獲得へ向かってやっていくだけさ」
ドンチッチとアービング。マブズに誕生したバックコートデュオが、殿堂入りしている名司令塔キッドの下でどんな連係を見せてくれるのか。彼らのデビュー戦を楽しみに待ちたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
【PHOTO】レブロン級の逸材!スロベニアが生んだ若き天才、ルカ・ドンチッチの厳選フォト特集!
トレードの最大の目玉となったアービングにとって、新天地のマブズには幼少期に大ファンだった名司令塔のジェイソン・キッドがヘッドコーチ(HC)として在籍。両者はパーソナル・トレーナーのロビン・パウンドを通じて知り合い、キッドが殿堂入りした18年の式典でアービングは出席し、仲良く写真に収まるなど良好な関係を築いている。
キッドHCは6日のユタ・ジャズ戦後、アービングのこれまでのキャリアについてこう話していた。
「これまでの旅路を見てみると、彼はどこにいても勝ってきた。我々はその才能、それに彼の能力がこのチームを高めてくれると感じている。それこそ、まさに我々が必要としていたものなんだ。彼を獲得したことで、チャンピオンシップを勝ち取る位置へ向かう助けになると感じているんだ」
続けてキッドHCは「(アービングの)ネガティブな話について触れるのは簡単だ。でもコート内外で彼がやってきたポジティブな面を見てみるといい。我々はその点でアプローチしているんだ」と語り、「彼はバスケットボールがすべてなんだ。彼は勝ちたがっているし、コーチングされることを望んでいる。それは私にとって最高の機会なんだ」とポジティブに受け止めていた。
なお、アービングがマブズで着用する2番は、キッドがマブズで優勝(11年)した際に背負っていた背番号だ。
今季でNBA12年目のアービングは、キャリア平均23.3点、3.9リバウンド、5.7アシスト、1.3スティールに加えてフィールドゴール成功率47.1%、3ポイント成功率39.1%(1試合平均2.3本成功)、フリースロー成功率88.2%を残してきた。
ボールを自由自在に操り、多彩なスキルから高精度なジャンパーや絶妙なスピンをかけた芸術的なレイアップへ持ち込んで得点を量産するだけでなく、ノーマークになったチームメイトへのお膳立ても可能なプレーメーカーでもある。
マブズではスーパースターのルカ・ドンチッチと共闘することになるが、アービングは特に問題視していないようで、2月7日のチーム初練習後に次のように語った。
「様子を見ていかないといけない。けど僕はバスケットボール選手なんだ。僕らが共存できるか心配しているかって? 答えはノーだね。僕なら彼の負担を大きく軽減できるし、彼と一緒に引っ張っていきたい。けどプレッシャーはないよ。強制されるようなこともない。僕はバスケットボールがしたいし、彼の才能、チームメイトたちの才能を楽しみ、チャンピオンシップ獲得へ向かってやっていくだけさ」
ドンチッチとアービング。マブズに誕生したバックコートデュオが、殿堂入りしている名司令塔キッドの下でどんな連係を見せてくれるのか。彼らのデビュー戦を楽しみに待ちたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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