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デュラントがサンズ入団会見で新天地を求めた理由を告白「成長し続けるために、ここが最高の場所になると思った」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.02.17

電撃トレードでネッツからサンズへ移籍したデュラントが、入団会見を行なった。(C)Getty Images

 現地時間2月16日、フェニックス・サンズは9日に正式合意となった4チーム間トレードで、ブルックリン・ネッツから獲得したケビン・デュラントの入団会見を行なった。

 会見には新オーナーとなったばかりのマット・イシュビア、バスケットボール運営部門代表兼ゼネラルマネージャー(GM)のジェームズ・ジョーンズが同席。デュラントは新天地を求めた理由、サンズでの意気込みなどを語った。

 34歳のデュラントは、今季でキャリア16年目(実働15年目)のベテランフォワード。公称208cm・109kgの体格にして、まるでガードのようにスムースにボールを操り、あらゆるスキルを兼備した史上有数のスコアラーだ。

 これまで新人王を皮切りに、得点王に4回、オールスターに13回、オールNBAチームに10回選ばれており、オクラホマシティ・サンダー時代の2014年にはシーズンMVP、17、18年にはゴールデンステイト・ウォリアーズで優勝とファイナルMVPを手にしている。
 
 そんなデュラントにとって、サンズはサンダー(ルーキーシーズンのみシアトル・スーパーソニックス)、ウォリアーズ、ネッツに次いで通算4チーム目。「俺たちには成功するためのピースがすべて揃っていると思う」と、新天地で頂点に立つ自信を見せた。

「(サンズには)ファイナルラウンドでプレーするために必要な経験を持つ選手たちがいる。それにチャンピオン(ジョーンズGM/現役時代に3度優勝)が俺たちを統括していて、モンティ(ウィリアムズHC)はコーチとしてチャンピオンだ。だから(優勝するために)何をすべきか分かっている」

 ウォリアーズ時代の19年ファイナルでアキレス腱を断裂後、同年夏に新たなチャプターとして選び、今季途中まで約4シーズン在籍した古巣のネッツについては「彼らについて話すと感情的になる。アキレス腱をケガして迎えたから、俺のキャリアにとって特別な4年間だったんだ。彼らは多くの面で俺のことを助けてくれた。だから何も(悪く)言うことはない」と感謝を述べた。
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