現地時間２月19日に行なわれたNBAのオールスターゲーム2023。レブロン・ジェームズ（ロサンゼルス・レイカーズ）はオールスター出場試合数でカリーム・アブドゥル・ジャバー（元レイカーズほか）を抜き、歴代最多となる19度目の出場を飾った。

　チーム・レブロンのキャプテンを務めた“キング”は、試合開始序盤、ルカ・ドンチッチ、カイリー・アービング（ダラス・マーベリックス）と続いたボールムーブで左コーナーから先制点となるロングジャンパーをヒット。その後もニコラ・ヨキッチ（デンバー・ナゲッツ）のパスを右腕１本でアリウープダンクとして叩き込んだほか、１人アリウープを決めるなど13得点、４アシストをマークした。

　しかし、第２クォーター、チーム・ヤニスのパスカル・シアカム（ラプターズ）をブロックしようとリムへ向かって跳んだ際に、リングへ右手を当ててしまったことで後半は欠場。チーム・レブロンはドラフト制になった2018年から５連勝中だったものの、今年は175－184で初黒星を喫した。
  　リングへぶつけてしまった右手の打撲の状態が気になるところだが、レブロンは試合前の会見で、23日から再開するレギュラーシーズン後半戦に向けて気を引き締めた。

「レギュラーシーズンとして、俺のキャリアのなかで最も重要な23試合になる。俺はそういうマインドセットでいる。そしてチームのみんながブレイクから戻ってくると願っている」

　レイカーズはオールスターブレイク前の最終戦、ニューオリンズ・ペリカンズを120－102で撃破。レブロンは今月チームに加入したディアンジェロ・ラッセル、マリーク・ビーズリー、ジャレッド・ヴァンダービルトと初共闘し、自身は21得点、６リバウンド、６アシストをマーク。さらにレイカーズはアンソニー・デイビスが28得点、10リバウンド、５アシスト、２ブロック、ラッセルが21得点、７アシストと、レブロンを含めた３選手だけで70得点を奪っていた。

　とはいえ、レイカーズは27勝32敗（勝率45.8％）でウエスタン・カンファレンス13位とプレーイン・トーナメント進出圏外に沈んでいる。10位のオクラホマシティ・サンダー（28勝29敗／勝率49.1％）と２ゲーム、プレーオフへ無条件で出場できる６位のマブズ（31勝29敗／勝率51.7％）とは3.5ゲーム離れている。