NBAの2022-23シーズンは終盤戦に差し掛かっているが、アメリカのバスケットボール界でこの時期に最も盛り上がるのはカレッジバスケットボールだろう。“マーチ・マッドネス”というフレーズが浸透しているとおり、3月中旬から幕を開けるカレッジ№1を決めるNCAAトーナメントはNBA選手たちも熱視線を注ぐビッグイベントだ。
そんななか、現地時間3月9日にミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボのインタビューが『USA TODAY』の“For The Win”へ公開された。
ギリシャ出身で18歳だった2013年にNBA入りしたアデトクンボは、カレッジでのプレー経験はない。上記のインタビューで「カレッジバスケットボールをプレーする機会があればと願ったことはあるか?」と聞かれ、アデトクンボはこう切り返していた。
「いい質問だね。そのことについては何度も思ってきた。カレッジでプレーした選手たちがリーグ入りすると、彼らはカレッジで積んだ経験を話すんだ。それが楽しくて、彼らにとっては別格なものだとね。
朝にウェイトを持ち上げて、授業へ向かい、その後に練習し、試合ではファンのみんなを見ることができる。僕にはその経験がなかった。すぐNBA入りしたからね。だからカレッジへ行って、あのような経験を積みたかったのは間違いない」
そんなアデトクンボがプレーしてみたかったカレッジは、5度のNCAA優勝を誇る名門デューク大。世界最高のプロバスケットボールリーグで実力を磨いてきた男は、デュークを好む理由についてこのように明かしていた。
「あのプログラムを経て出てきた選手たちにある。型にはまらない4番(パワーフォワード)がたくさんいる。僕もそのうちの1人だと思うんだ。僕は211㎝でボールハンドリング、パスもでき、ペイントにも行ける。
あそこのプログラムを体験して、ザイオン・ウィリアムソン、ブランドン・イングラム(ともにニューオリンズ・ペリカンズ)、ジャバリ・パーカー(無所属)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)がリーグ入りした。優秀なバスケットボールプレーヤーを輩出するだけでなく、学業の面でも素晴らしい学校なんだ」
アデトクンボがデューク大で“コーチK”ことマイク・シャシェフスキー(1980~2021年まで同大でHCを務めたカレッジ界の名将)の下でプレーしていたらカレッジバスケはもちろん、NBAの歴史も大きく変わっていたかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
そんななか、現地時間3月9日にミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボのインタビューが『USA TODAY』の“For The Win”へ公開された。
ギリシャ出身で18歳だった2013年にNBA入りしたアデトクンボは、カレッジでのプレー経験はない。上記のインタビューで「カレッジバスケットボールをプレーする機会があればと願ったことはあるか?」と聞かれ、アデトクンボはこう切り返していた。
「いい質問だね。そのことについては何度も思ってきた。カレッジでプレーした選手たちがリーグ入りすると、彼らはカレッジで積んだ経験を話すんだ。それが楽しくて、彼らにとっては別格なものだとね。
朝にウェイトを持ち上げて、授業へ向かい、その後に練習し、試合ではファンのみんなを見ることができる。僕にはその経験がなかった。すぐNBA入りしたからね。だからカレッジへ行って、あのような経験を積みたかったのは間違いない」
そんなアデトクンボがプレーしてみたかったカレッジは、5度のNCAA優勝を誇る名門デューク大。世界最高のプロバスケットボールリーグで実力を磨いてきた男は、デュークを好む理由についてこのように明かしていた。
「あのプログラムを経て出てきた選手たちにある。型にはまらない4番(パワーフォワード)がたくさんいる。僕もそのうちの1人だと思うんだ。僕は211㎝でボールハンドリング、パスもでき、ペイントにも行ける。
あそこのプログラムを体験して、ザイオン・ウィリアムソン、ブランドン・イングラム(ともにニューオリンズ・ペリカンズ)、ジャバリ・パーカー(無所属)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)がリーグ入りした。優秀なバスケットボールプレーヤーを輩出するだけでなく、学業の面でも素晴らしい学校なんだ」
アデトクンボがデューク大で“コーチK”ことマイク・シャシェフスキー(1980~2021年まで同大でHCを務めたカレッジ界の名将)の下でプレーしていたらカレッジバスケはもちろん、NBAの歴史も大きく変わっていたかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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