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バックスとの“王者対決”を制したウォリアーズ。殊勲のカリーは36得点よりも「最後のブロックが光栄」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.03.13

カリーの攻守にわたる活躍で、ウォリアーズがバックスとの“王者対決”を制した。(C)Getty Images

 現地時間3月11日(日本時間12日、日付は以下同)、チェイス・センターでミルウォーキー・バックスとゴールデンステイト・ウォリアーズによる過去2シーズンのチャンピオン同士の対決が実現した。

 バックスはヤニス・アデトクンボをケガで欠くなか、ドリュー・ホリデーやクリス・ミドルトン、ブルック・ロペスらが奮戦。第4クォーター残り2分で8点のリードを手にしていた。

 だが、そこからウォリアーズが反撃。ステフィン・カリーが2本の長距離砲とレイアップを決め、残り45.1秒で108-108のタイスコアに持ち込む。

 直後にバックスはホリデーがディープスリーをねじ込んで一歩抜け出すも、ウォリアーズは負けじとカリーが残り19.0秒に3ポイントをヒット。同点の場面で、バックスは最後のオフェンスをホリデーに託した。
 
「僕としてはいい感じだった。ステフはステフ。彼はショットを決めてくる。ビッグプレーも決めてくるんだ。でも、レギュレーション最後の時点で、僕らにはまだ勝つチャンスがあった。だけど僕が愚かになってしまった。ゲームプランは上手くいったと思うけど、もう少し遂行する必要があった」

 試合後にホリデーがそう明かしたように、バックスは第4クォーター最後の場面でホリデーがリング下へアタックしたが、カリーがクリーンブロックを決め、勝負は延長へもつれ込んだ。

 オーバータイムではカリーが1人で9得点を叩き出し、最終スコア125-116でウォリアーズが勝利。

 3連敗から脱出したウォリアーズは、第4クォーターと延長で計22得点と爆発したカリーがゲームハイの36得点に6リバウンド、4アシスト、2スティール、1ブロックをマーク。さらにクレイ・トンプソンが22得点、ドンテ・ディヴィンチェンゾが20得点、10リバウンド、2スティール、ジャマイケル・グリーンが18得点、6リバウンド、ジョーダン・プールが13得点、4アシスト、ケボン・ルーニーが15リバウンド、4アシスト、5スティール、ドレイモンド・グリーンが13リバウンド、9アシストを記録し勝利に貢献した。
 
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カリーは得点よりも「あのブロックを光栄に思う」