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「誰もレブロンを恐れちゃいない」元NBA選手から続出する“キング”軽視の声「デュラントの方が怖かった」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.03.22

自身を軽視する声を、レブロンは封殺できるか。(C)Getty Images

 今季でキャリア20年目を迎えた"キング"レブロン・ジェームズ。38歳となり故障による離脱が増え、全盛期と比べれば流石に身体能力に衰えは見られるものの、それでもコートに立てば別格の存在感を放ちチームを牽引している。

 しかし、そんな歴代でも5指に入る"現役レジェンド"を軽視する声が最近は聞こえてくる。

 レブロンとマイアミ・ヒート時代にチームメイトだったマリオ・チャルマーズは、米メディア『Playmaker HQ』で「誰もブロン(レブロンの愛称)を恐れていない」と発言。ジョーダンは対戦する誰からも恐れられていたことを引き合いに出し、「『くそ、今夜はブロンと対戦しなきゃいけないのか』なんて誰も思ってないし、言ってもない。実際に彼と対峙した時に恐れたヤツは見たが、それを考えた時には怖くはないんだろう」と話した。

 さらに、かつてレブロンと対戦経験もあるチャンドラー・パーソンズ(元ヒューストン・ロケッツほか)は、出演した『FanDuel TV』で、チャルマーズの発言を受けて持論を展開した。
 
「私がプレーしていた時、レブロン・ジェームズよりもケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)をガードする方が怖かった。アイソレーションで得点する能力や、相手を粉砕する力が優れていたからね。素晴らしいディフェンスをしても、その上からシュートを決めてしまうんだ。

 レブロンはもっと消極的だった。エクストラパスを出したりね。彼はあまりアグレッシブではなかったんだ」

 稀代のスコアリングマシンであるデュラントと、アシスト能力にも優れたオールラウンドなレブロン。2人を比較した時、より個の得点力に秀でたデュラントをガードする方が大変であることをパーソンズは主張した。

 こうした外野の声をレブロンが封殺するためには、コート上で圧倒的なパフォーマンスを披露するしかない。現在は故障離脱中だが、復帰後にレイカーズをプレーオフ県内まで押し上げることができれば、そういった否定的な意見は少なくなるはずだ。

構成●ダンクシュート編集部

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