今年2月のトレード・デッドライン前にダラス・マーベリックスは先発ガードのスペンサー・ディンウィディー、守備力の高いドリアン・フィニー・スミス、そして2029年のドラフト1巡目指名権、27、29年のドラフト2巡目指名権をブルックリンネッツへ放出し、オールスターPGのカイリー・アービングとベテランのマーキーフ・モリスを獲得した。
オールスターの常連で優勝経験もあるアービングだが、近年は新型コロナのワクチン接種を拒否するなどコート外でトラブルを連発。さらには今夏に制限なしのフリーエージェントと獲得のリスクも多かったが、マブズの首脳陣はこのトレードを敢行した。
これによりダラスにルカ・ドンチッチとアービングという豪華バックコートが誕生。若きエース、ドンチッチの負担を軽減できるスーパースターの獲得でファンの期待値は一気に高まった。
2人が初めて共闘した現地時間2月11日のサクラメント・キングス戦でドンチッチが27得点、アービングが28得点と上々のスタートを切ると、6戦目のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦ではドンチッチが42得点、アービングが40得点を荒稼ぎ。同試合でドンチッチは7本、アービングは6本の3ポイントを沈め、40得点以上&3ポイント6本以上を決めた史上初のデュオとなった。
しかしその後は格下のシャーロット・ホーネッツに連敗するなど、ドンチッチとアービングが同時に出場した試合は4勝8敗と振るわず、現在37勝39敗(勝率48.7%)でウエスタン・カンファレンス11位。トレード前は29勝26敗で5位だったことを考えると、機能していないのは明らかだ。
アービングの加入後、チームの平均得点はリーグ9位の117.6点(加入前は112.3点で24位)と攻撃力がアップした一方で、「ディフェンスで相手をもっと止めないといけない」とドンチッチが語るように、失点は116.5点で20位(加入前は112.0で8位)と守備が大幅に悪化している。
マブズは現在、イースト遠征中で29日にシクサーズ、4月1日にマイアミ・ヒート、2日にアトランタ・ホークスと対戦。その後はホームに戻り、5日にキングス、7日にシカゴ・ブルズ、9日にサンアントニオ・スパーズと対戦し、レギュラーシーズンを終える。
プレーイン圏内の10位オクラホマシティ・サンダーとはゲーム差なし(直接対決で負け越しているためタイブレイクはサンダーが保持)、9位のロサンゼルス・レイカーズと0.5ゲーム、8位のニューオリンズ・ペリカンズとも1ゲーム差とまだ逆転の可能性は残されているとはいえ、昨季52勝をあげて第4シードを獲得したことを考えると、ここまでの成績は期待外れと言わざるを得ない。
もし今季プレーオフ進出を逃した場合、“ドンチッチ&アービング”のコンビはシーズン終了後に解散の可能性もありそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
オールスターの常連で優勝経験もあるアービングだが、近年は新型コロナのワクチン接種を拒否するなどコート外でトラブルを連発。さらには今夏に制限なしのフリーエージェントと獲得のリスクも多かったが、マブズの首脳陣はこのトレードを敢行した。
これによりダラスにルカ・ドンチッチとアービングという豪華バックコートが誕生。若きエース、ドンチッチの負担を軽減できるスーパースターの獲得でファンの期待値は一気に高まった。
2人が初めて共闘した現地時間2月11日のサクラメント・キングス戦でドンチッチが27得点、アービングが28得点と上々のスタートを切ると、6戦目のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦ではドンチッチが42得点、アービングが40得点を荒稼ぎ。同試合でドンチッチは7本、アービングは6本の3ポイントを沈め、40得点以上&3ポイント6本以上を決めた史上初のデュオとなった。
しかしその後は格下のシャーロット・ホーネッツに連敗するなど、ドンチッチとアービングが同時に出場した試合は4勝8敗と振るわず、現在37勝39敗(勝率48.7%)でウエスタン・カンファレンス11位。トレード前は29勝26敗で5位だったことを考えると、機能していないのは明らかだ。
アービングの加入後、チームの平均得点はリーグ9位の117.6点(加入前は112.3点で24位)と攻撃力がアップした一方で、「ディフェンスで相手をもっと止めないといけない」とドンチッチが語るように、失点は116.5点で20位(加入前は112.0で8位)と守備が大幅に悪化している。
マブズは現在、イースト遠征中で29日にシクサーズ、4月1日にマイアミ・ヒート、2日にアトランタ・ホークスと対戦。その後はホームに戻り、5日にキングス、7日にシカゴ・ブルズ、9日にサンアントニオ・スパーズと対戦し、レギュラーシーズンを終える。
プレーイン圏内の10位オクラホマシティ・サンダーとはゲーム差なし(直接対決で負け越しているためタイブレイクはサンダーが保持)、9位のロサンゼルス・レイカーズと0.5ゲーム、8位のニューオリンズ・ペリカンズとも1ゲーム差とまだ逆転の可能性は残されているとはいえ、昨季52勝をあげて第4シードを獲得したことを考えると、ここまでの成績は期待外れと言わざるを得ない。
もし今季プレーオフ進出を逃した場合、“ドンチッチ&アービング”のコンビはシーズン終了後に解散の可能性もありそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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