現地時間4月5日にクリプトドットコム・アリーナで行なわれたロサンゼルス・レイカーズとロサンゼルス・クリッパーズによる“LA対決”は、クリッパーズが125-118で制し、今季の直接対決を4戦全勝とした。
同じ本拠地のライバル相手に直近3シーズンで11連勝を飾ったクリッパーズは、カワイ・レナードが25得点、7リバウンド、4アシスト、イビツァ・ズバッツが17得点、13リバウンド、ラッセル・ウエストブルックが14得点、4アシストをマーク。さらにベンチスタートのノーマン・パウエルが27得点に4アシスト、2スティール、ボーンズ・ハイランドが14得点、4アシスト、テレンス・マンが10得点と層の厚さを見せつけた。
第1クォーター序盤、クリッパーズに流れをもたらしたのは今年2月まで所属していた“古巣”相手に2本の3ポイントとジャンパーを決めたウエストブルックだった。
「彼がここへ来た時、僕らは彼がなんて言われていたのか知っていた。けど今では真逆になっている。彼は最高の男で、素晴らしいリーダーだし、いつも元気なんだ。僕らはみんなに(ウエストブルックの評価が)間違っていると証明したかったのさ」と、ズバッツはウエストブルックを称賛。
この勝利でクリッパーズはウエスタン・カンファレンス5位の42勝38敗(勝率52.5%)。6位のゴールデンステイト・ウォリアーズとは同率でゲーム差なし、7位のレイカーズ(41勝39敗/同51.3%)との差を1.0とした。
中3日で休養十分だったクリッパーズに対し、レイカーズは前日にユタ・ジャズと延長までもつれる激戦を演じており、両チームのコンディションの差は明らかだった。
ゲームハイの33得点に8リバウンド、7アシストをあげたレブロン・ジェームズは「俺たちにとって、今年最もタフなゲームの1つだ。延長にもつれた試合の後にロードの遠征から昨夜遅くに戻ってきたんだ。これはシーズンにおけるスケジュール面で意見が衝突してきたものであり、俺たちは今夜ベストを尽くした」と振り返った。
もっとも、この日はレナードの働きを称えるべきだろう。今季2番目に長いプレータイム(42分56秒)を記録した31歳は、後半は休まずフル出場。『ESPN』によると、レナードが後半出ずっぱりだったのは、サンアントニオ・スパーズに在籍していた2013年のNBAファイナル第7戦以来、約10年ぶりのことだった。
レイカーズが送り込んできた八村塁をはじめとする刺客たちを相手に、フィールドゴール成功率52.9%(9/17)、3ポイント成功率57.1%(4/7)と高確率でショットを決め切り、ターンオーバーもわずか1つと効果的なパフォーマンスを披露したレナード。
『TNT』でコメンテーターを務めるご意見番のチャールズ・バークレーも、「レイカーズがランを見せることはなかった。昨夜のカワイ・レナードは彼らをあのビルから追い出し、メッセージを送った。自分たちこそLAのキングだとね」とレナードに賛辞を送った。
頼れるエースを中心に好調のライバルを打ち負かしたことで、クリッパーズは良い形でプレーオフに臨むことができそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
同じ本拠地のライバル相手に直近3シーズンで11連勝を飾ったクリッパーズは、カワイ・レナードが25得点、7リバウンド、4アシスト、イビツァ・ズバッツが17得点、13リバウンド、ラッセル・ウエストブルックが14得点、4アシストをマーク。さらにベンチスタートのノーマン・パウエルが27得点に4アシスト、2スティール、ボーンズ・ハイランドが14得点、4アシスト、テレンス・マンが10得点と層の厚さを見せつけた。
第1クォーター序盤、クリッパーズに流れをもたらしたのは今年2月まで所属していた“古巣”相手に2本の3ポイントとジャンパーを決めたウエストブルックだった。
「彼がここへ来た時、僕らは彼がなんて言われていたのか知っていた。けど今では真逆になっている。彼は最高の男で、素晴らしいリーダーだし、いつも元気なんだ。僕らはみんなに(ウエストブルックの評価が)間違っていると証明したかったのさ」と、ズバッツはウエストブルックを称賛。
この勝利でクリッパーズはウエスタン・カンファレンス5位の42勝38敗(勝率52.5%)。6位のゴールデンステイト・ウォリアーズとは同率でゲーム差なし、7位のレイカーズ(41勝39敗/同51.3%)との差を1.0とした。
中3日で休養十分だったクリッパーズに対し、レイカーズは前日にユタ・ジャズと延長までもつれる激戦を演じており、両チームのコンディションの差は明らかだった。
ゲームハイの33得点に8リバウンド、7アシストをあげたレブロン・ジェームズは「俺たちにとって、今年最もタフなゲームの1つだ。延長にもつれた試合の後にロードの遠征から昨夜遅くに戻ってきたんだ。これはシーズンにおけるスケジュール面で意見が衝突してきたものであり、俺たちは今夜ベストを尽くした」と振り返った。
もっとも、この日はレナードの働きを称えるべきだろう。今季2番目に長いプレータイム(42分56秒)を記録した31歳は、後半は休まずフル出場。『ESPN』によると、レナードが後半出ずっぱりだったのは、サンアントニオ・スパーズに在籍していた2013年のNBAファイナル第7戦以来、約10年ぶりのことだった。
レイカーズが送り込んできた八村塁をはじめとする刺客たちを相手に、フィールドゴール成功率52.9%(9/17)、3ポイント成功率57.1%(4/7)と高確率でショットを決め切り、ターンオーバーもわずか1つと効果的なパフォーマンスを披露したレナード。
『TNT』でコメンテーターを務めるご意見番のチャールズ・バークレーも、「レイカーズがランを見せることはなかった。昨夜のカワイ・レナードは彼らをあのビルから追い出し、メッセージを送った。自分たちこそLAのキングだとね」とレナードに賛辞を送った。
頼れるエースを中心に好調のライバルを打ち負かしたことで、クリッパーズは良い形でプレーオフに臨むことができそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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