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「25歳の時点なら、俺と同じレベルじゃない」アリナスがカリーに“マウント取り”「俺はガードの中で歴代トップ4」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.04.19

アリナス(左)は25歳時点での自分はカリーよりも上だと主張した。(C)Getty Images

 ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、現代NBAにおいてレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)やケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)と並ぶスーパースターにして、"史上最高のシューター"の呼び声高いスコアラーだ。

 引退後は殿堂入り確実の存在だが、元NBA選手のギルバート・アリナスは、"25歳時点"での比較なら自分のほうが上だったと主張している。

 アリナスは、元NFL選手ブランドン・マーシャルらがホストを務める人気討論番組『I Am Athlete』に出演。「1対1におけるベストプレーヤー」がテーマに挙げられると、「キャリアを通じて見た上でのランク付けはフェアじゃない。俺は25歳でケガをした」と主張した。

「25歳の時点で比較するなら、ステフ(カリー)は俺と同じレベルじゃない。彼は25歳の時点で優勝はなく、オールスター出場は1回だけ。俺は25歳までにオールスター出場3回、オールNBAチームには3回選出されている。アレン・アイバーソンだって、その年齢でオールスター出場2回だけだった。3回となると、かなり人数が限られてくる。その時点までなら、俺はステフィン・カリーと同じクラスだ」

 2001年のドラフト全体31位でウォリアーズに入団したアリナスは、ルーキーイヤーの途中からレギュラーの座を掴み、2年目の2002-03シーズンには全82試合に出場して平均18.3得点をマーク。ワシントン・ウィザーズに移籍して平均25.5点をあげた4年目の04-05シーズンに初めてオールスター出場を果たすと、翌05-06シーズンはリーグ4位の平均29.3点、06-07シーズンもリーグ3位の平均28.4点を叩き出した。
 
 しかし、2006-07シーズン終盤に左ヒザの外側半月板を断裂して長期離脱。25歳をピークに徐々に下降線を辿っていき、晩年はオーランド・マジック、メンフィス・グリズリーズ、中国リーグと渡り歩き、所属チームがなくなって事実上の現役引退となった。

 一方、09年のドラフト全体7位指名を受けたカリーは、得点王を2回獲得するなど今でこそトップスターの1人だが、最初のNBAでの成功体験は平均24.0点、8.5アシストを記録してオールNBA2ndチームに選出されたプロ5年目の13-14シーズン。キャリア序盤はケガもあり、順風満帆というわけではなかった。

 アリナスは「25歳でなら、俺はガードの中で歴代トップ5、トップ4だ」と豪語。「君よりもベターなバスケットボール選手は?」という質問には、プレーヤーとしての総合力を踏まえて「ブロン(レブロン)だ」と即答した。

「マイケル・ジョーダンはブロンのようにパーフェクトではない。ブロンはジョーダンの(身体)能力を持ったマジック・ジョンソンだと言われる。マジック・ジョンソンのパススキルを持ったジョーダンだとは言われない。彼はゲームメイカーで、その気になれば得点も取れるんだ」

 アリナスがキャリアを通じて活躍を続けていれば、選手の比較でもっと引き合いに出されるような存在だったかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部
 
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