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NBA

レイカーズとウォリアーズの差はサポーティングキャスト?アリナスが指摘「レブロンのクリーブランド時代より優れている」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.05.10

このシリーズでレイカーズはレブロンを筆頭に6人が平均2桁得点をあげているが、ウォリアーズはカリー、トンプソン、ウィギンズの3人にとどまっている。(C)Getty Images

このシリーズでレイカーズはレブロンを筆頭に6人が平均2桁得点をあげているが、ウォリアーズはカリー、トンプソン、ウィギンズの3人にとどまっている。(C)Getty Images

 昨季、フランチャイズ史上7度目のリーグ王座に輝いたゴールデンステイト・ウォリアーズが窮地に立たされている。スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)の下、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンの生え抜き3人に、アンドリュー・ウィギンズ、ジョーダン・プールら実力者を擁するチームは、今季は波に乗れずウエスタン・カンファレンス6位でレギュラーシーズンを終えた。

 プレーオフでは1回戦で第3シードのサクラメント・キングスを4勝3敗で何とか下したものの、カンファレンス準決勝ではレブロン・ジェームズ&アンソニー・デイビス率いるロサンゼルス・レイカーズに4戦終了時点で1勝3敗と後がない状況となっている。

 地元での初戦はデイビスに30得点、23リバウンド、4ブロックを奪われ112―117と敗退。第2戦は快勝したものの、第3戦は30点差で完敗、第4戦では第3クォーターまでリードを奪うも第4クォーターは17点、フィルドゴール成功率35.3%、6ターンオーバーと失速し、101-104で逆転負けを喫した。

 そんななか、元NBA選手のギルバート・アリナスは第1戦終了後の『Ryen Russillo Podcast』出演時にシリーズの勝者をすでにレイカーズと予想。その理由にレブロンとカリーを支えるサポーティングキャストの差を挙げていた。

「クリーブランド(キャバリアーズ)時代のレブロンまで遡って分析してみたが、 俺は彼が(ファイナルで)ウォリアーズと対戦していた時よりも良いキャストを持っていると感じている。 カイリー(アービング)を除けば、他の選手やロールプレーヤーもクリーブランドで組んでいたメンバーよりも優れている」とアリナスは指摘。
 
 レブロンはキャブズ在籍時の2015年から4年連続ファイナルでウォリアーズと激突。当時チームにはアービング、ケビン・ラブ、トリスタン・トンプソン、JR・スミスらがいたが、勝利したのは16年の1度限り。

 一方のウォリアーズには15年ファイナルでMVPに輝いた万能戦士のアンドレ・イグダーラや大型司令塔のショーン・リビングストン、ビッグマンのザザ・パチューリアといったベテラン、さらに17、18年のチームにはケビン・デュラントがおり、4度の対戦で優勝3度、通算勝敗でも15勝7敗とレブロン率いるキャブズを圧倒した。

 アリナスは当時と現在のウォリアーズを比較し「ゴールデンステイトは、同じチームではない。確かに同じ3人(カリー、トンプソン、グリーン)の選手はいるが、以前と同じ3人ではない。あの頃より良くなっているのは、ステフだけだ。アンソニー・デイビス、オースティン・リーブス、そしてロールプレーヤー……。彼らはゴールデンステイトが対戦していたキャブズよりも優れているんだ」と語った。

 レイカーズはこのシリーズで平均23.3点のレブロンを筆頭に、デイビスが22.3点、ディアンジェロ・ラッセルが13.5点、リーブスとロニー・ウォーカー四世が12.0点、デニス・シュルーダーが11.3点と実に6人が2桁得点をマーク。対するウォリアーズはカリー(25.3点)、トンプソン(19.8点)、ウィギンズ(14.8点)の3選手のみとなっている。

 崖っぷちに追い込まれた王者ウォリアーズ。ここからステップアップする選手が現われるかが、シリーズ逆転のカギを握りそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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