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「全てがハイレベル」八村塁が同僚レブロンに脱帽。レイカーズ大黒柱の”プロ意識”に敬意「間近で見れるのは素晴らしいこと」【NBA】

THE DIGEST編集部

2023.05.14

日本人初のNBAカンファレンス決勝へ勝ち進んだレイカーズの八村。(C)Getty Images

 25歳の日本人がNBAの歴史に金字塔を打ち立てた。

 現地時間5月12日、ロサンゼルス・レイカーズが昨季のNBA覇者ゴールデンステイト・ウォリアーズとの西カンファレンス準決勝第6戦に臨み、122-101で快勝。シリーズ成績を4勝2敗としたレイカーズが、カンファレンス決勝へと進出した。

 この日もベンチスタートだった八村は、第1クォーター残り2分49秒から出場。計16分11秒プレーして9得点、3リバウンド、2ブロックを記録。第3クォーターまで無得点だったが、第4クォーターにレブロンのノールックパスを受けると両手で豪快なダンクシュートを決め、一気にファンを沸かせた。

 さらに八村はステフィン・カリーとの1対1からのレイアップ、5本のフリースローを決めるなど、随所にコートで存在感を発揮した。

 試合はレイカーズ攻守の柱が大活躍。レブロン・ジェームズが30得点、9リバウンド、9アシストでトリプルダブルに迫る活躍を見せると、アンソニー・デイビス(AD)が17得点、20リバウンド、2スティール、2ブロックで昨季王者を抑え込み、3季ぶりに西カンファレンス決勝進出を掴んだ。
 
 日本人選手として初めてカンファレンス決勝に進んだ八村は、試合後に現地メディアのインタビューに応じた。「ウォリアーズはこれまでとは違ったチームで、オフェンスや動きも違っていた」と強敵との激闘を振り返り、「素晴らしいチームだったが、僕たちも引き下がらなかった」と充実した表情で語った。

 米メディア『SB NATION』のレイカーズ専門サイト『Silver Screen and Roll』は「レイカーズが勝利した試合では、ジェームズは不可欠な存在だ。その強さと狡猾さの組み合わせによって、相手ディフェンスをいかに萎縮させることができるかを思い知らされるような、ジェームズのビンテージパフォーマンスだった」とチームの大黒柱を称賛している。八村もまた、オフェンスを牽引する38歳のレブロンについて次のように答えている。

「彼は本当に素晴らしい選手です。レイカーズに移籍して以来、レブロンには本当に驚かされています。コンディショニングの仕方や試合に対しての取り組み方など、全てがハイレベルで、それを継続している」

 レジェンドのプロフェッショナルな行動に脱帽する八村は続けて、「彼と同じチームで、それを間近で見れることはすごく素晴らしいことです」とレブロンの存在が、自らの成長につながっていると言及した。加えて、「ADも含めて、このチームは本当に素晴らしい。今後もチームのケミストリーを築き続けて、次も勝つだけです」とカンファレンス決勝に向け、力強く答えている。

 ポストシーズンに入ってホーム7連勝と完全に勢いに乗るレイカーズ。3季ぶりに進出したカンファレンス・ファイナルでは、どんな戦いを見せるのか。頂上決戦の相手は第1シードのデンバー・ナゲッツだ。

構成●THE DIGEST編集部

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