現地時間5月18日に行なわれたデンバー・ナゲッツとロサンゼルス・レイカーズのウエスタン・カンファレンス・ファイナル第2戦は、ホームのナゲッツが108-103で勝利して、シリーズ2連勝を飾った。
前半は7本のシュートをパーフェクトで決め、両チーム最多の17得点をあげた八村塁の活躍もあって、レイカーズが5点をリードして折り返した。第3クォーター終了時点でも、79-76とレイカーズが3点をリード。しかし、第4クォーターにそれまで不振だったジャマール・マレーが息を吹き返す。
難しい体勢からのジャンパーや3ポイントを立て続けに沈め、気づけばナゲッツが最大12点のリードと形勢逆転。最終的にマレーは第4クォーターだけでフィールドゴール成功率85.7%(6/7)、3ポイント成功率80.0%(4/5)、フリースロー成功率87.5%(7/8)と火を噴き、23得点を叩き出した。
「前半にああいったショットを決めていれば、だいぶ楽になっていたかもしれないね」と反省点を述べたマレーだが、相棒のニコラ・ヨキッチは「別格だった。彼が僕らを勝たせてくれたよ」と絶賛。トップシードがホームでその力を存分に見せつけた。
ナゲッツはマレーがゲームハイの37得点に10リバウンド、5アシスト、4スティール、ヨキッチが23得点、17リバウンド、12アシストのトリプルダブルに3スティールと両輪が躍動。マイケル・ポーターJr.が16得点、7リバウンド、ブルース・ブラウンが12得点、5リバウンド、アーロン・ゴードンが10得点と続いた。
一方、敗れたレイカーズはレブロン・ジェームズが22得点、9リバウンド、10アシスト、4スティール、2ブロック、5本の3ポイントを沈めたオースティン・リーブスが22得点、5アシスト、アンソニー・デイビスが18得点、14リバウンド、4アシスト、4ブロック、さらに八村が21得点をマーク。
この日のレイカーズはチーム全体で3ポイント成功率26.7%(8/30)と不発。6本の3ポイントをすべて落としたレブロンは「第4クォーターの3ポイントラインの攻防が俺たちの勢いを削いだ」と悔やみ、マレーを称えていた。
「彼は(ショット)クロックが迫るなかでいくつも決めた。俺たちは24秒間ガードしていたが、彼は2本もビッグショットを沈めたんだ。彼の3ポイントが第4クォーターになって入るようになった。別に俺は驚いてはいない。彼はこれまでにもやってきたんだ。時々、このリーグでは1本も落とさないようなことが起こるからね」
ナゲッツはマイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)の下、ヨキッチ(在籍8年目)とマレー(同7年目/実働6年目)の2人を中心に、優勝争いができるチームへと力をつけてきた。
2020年のプレーオフで平均26.5点と見事な活躍を披露したマレーは、翌21年の4月に左ヒザの前十字靭帯(ACL)を断裂。これにより昨季は全休を強いられたが、指揮官からの信頼は増し続けている。
「私たちの関係はただのコーチと選手ではない。ジャマール・マレーのことは大好きだ。私は彼のことをコーチングしているだけじゃない。我々は7年間も共闘している。その過程で、いくつもの浮き沈みを乗り越えてきた。(マレーが)ACLから戻ってから送っていた辛い日々も見てきた。だからこのレベルで彼がプレーしていることを非常に嬉しく思うよ」
NBAファイナルの出場権をかけたシリーズは、20日にロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナで第3戦が行なわれる。今プレーオフでホーム6戦負けなしのレイカーズがやり返すのか、第1シードのナゲッツが王手をかけるのか、次戦も見逃せない一戦となりそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
前半は7本のシュートをパーフェクトで決め、両チーム最多の17得点をあげた八村塁の活躍もあって、レイカーズが5点をリードして折り返した。第3クォーター終了時点でも、79-76とレイカーズが3点をリード。しかし、第4クォーターにそれまで不振だったジャマール・マレーが息を吹き返す。
難しい体勢からのジャンパーや3ポイントを立て続けに沈め、気づけばナゲッツが最大12点のリードと形勢逆転。最終的にマレーは第4クォーターだけでフィールドゴール成功率85.7%(6/7)、3ポイント成功率80.0%(4/5)、フリースロー成功率87.5%(7/8)と火を噴き、23得点を叩き出した。
「前半にああいったショットを決めていれば、だいぶ楽になっていたかもしれないね」と反省点を述べたマレーだが、相棒のニコラ・ヨキッチは「別格だった。彼が僕らを勝たせてくれたよ」と絶賛。トップシードがホームでその力を存分に見せつけた。
ナゲッツはマレーがゲームハイの37得点に10リバウンド、5アシスト、4スティール、ヨキッチが23得点、17リバウンド、12アシストのトリプルダブルに3スティールと両輪が躍動。マイケル・ポーターJr.が16得点、7リバウンド、ブルース・ブラウンが12得点、5リバウンド、アーロン・ゴードンが10得点と続いた。
一方、敗れたレイカーズはレブロン・ジェームズが22得点、9リバウンド、10アシスト、4スティール、2ブロック、5本の3ポイントを沈めたオースティン・リーブスが22得点、5アシスト、アンソニー・デイビスが18得点、14リバウンド、4アシスト、4ブロック、さらに八村が21得点をマーク。
この日のレイカーズはチーム全体で3ポイント成功率26.7%(8/30)と不発。6本の3ポイントをすべて落としたレブロンは「第4クォーターの3ポイントラインの攻防が俺たちの勢いを削いだ」と悔やみ、マレーを称えていた。
「彼は(ショット)クロックが迫るなかでいくつも決めた。俺たちは24秒間ガードしていたが、彼は2本もビッグショットを沈めたんだ。彼の3ポイントが第4クォーターになって入るようになった。別に俺は驚いてはいない。彼はこれまでにもやってきたんだ。時々、このリーグでは1本も落とさないようなことが起こるからね」
ナゲッツはマイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)の下、ヨキッチ(在籍8年目)とマレー(同7年目/実働6年目)の2人を中心に、優勝争いができるチームへと力をつけてきた。
2020年のプレーオフで平均26.5点と見事な活躍を披露したマレーは、翌21年の4月に左ヒザの前十字靭帯(ACL)を断裂。これにより昨季は全休を強いられたが、指揮官からの信頼は増し続けている。
「私たちの関係はただのコーチと選手ではない。ジャマール・マレーのことは大好きだ。私は彼のことをコーチングしているだけじゃない。我々は7年間も共闘している。その過程で、いくつもの浮き沈みを乗り越えてきた。(マレーが)ACLから戻ってから送っていた辛い日々も見てきた。だからこのレベルで彼がプレーしていることを非常に嬉しく思うよ」
NBAファイナルの出場権をかけたシリーズは、20日にロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナで第3戦が行なわれる。今プレーオフでホーム6戦負けなしのレイカーズがやり返すのか、第1シードのナゲッツが王手をかけるのか、次戦も見逃せない一戦となりそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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