現地時間５月22日、ロサンゼルス・レイカーズはデンバー・ナゲッツとのウエスタン・カンファレンス・ファイナル第４戦を111－113で落とし、シリーズ４連敗。プレーオフ敗退となり、今季を終えた。

　０勝３敗の窮地に追い込まれていたレイカーズは、レブロン・ジェームズが前半だけで31得点と、ハーフとしてはキャリアハイの数字をマーク。大黒柱の活躍もあり、レイカーズは15点リード（73－58）で試合を折り返す。

　だが後半、ナゲッツはニコラ・ヨキッチを中心に猛反撃を開始。第３クォーター中盤に逆転に成功すると、その後は何度も同点に追いつかれながら逆転を許さない試合運びで、レイカーズ相手に球団史上初のスウィープを達成。初のNBAファイナル進出を決めた。

　レブロンはこの日、両チーム最長の47分56秒もコートに立ち、ゲームハイの40得点に10リバウンド、９アシスト、２スティールと大爆発。だが後半は周囲を生かしつつ、身体の疲労をカバーしながらプレーしたこともあり、フィールドゴール成功率33.3％（４／12）で９得点。２点ビハインドで迎えた最後のポゼッションでは左ドライブから同点を狙うも、ナゲッツの守備陣の前に封じ込まれてしまった。
  　通算16度目のプレーオフで、キャリア３度目のスウィープ負けとなったレブロンは試合後、「ちょうど俺とAD（アンソニー・デイビス）がロッカールームで話していたんだ。相手（ナゲッツ）は仮にベストチームじゃなくても、ベストチームのひとつだとね」とナゲッツを称賛。

「すごく統率されていて、見事に噛み合っている。得点力、シュート力、プレーメーキング力があり、知性も備わっている。それに高さも、選手層の厚さもある。他チームと一線を画すのはヨキッチのような男がいること。彼は大きいだけでなく知的なんだ。ああいう男がいるチームと対戦する時は、多くのミスをしてはいけない」

　この試合でレイカーズは、ヨキッチに対してデイビス、八村塁、トリスタン・トンプソン、さらにはレブロンがマッチアップ。第４クォーター中盤に５ファウルまで追い込んだものの、最終的に30得点、14リバウンド、13アシスト、３ブロックの活躍を許した。