専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

ウェンバンヤマがフランスでのラストシーズンを終了。有終の美は飾れずも、MVPなど国内7冠を引っ提げドラフトへ<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.06.16

フランスの国内リーグでは優勝まで一歩届かなかったウェンバンヤマだが、MVPなど個人タイトルを総なめに。6月22日のドラフトに臨む。(C)Getty Images

フランスの国内リーグでは優勝まで一歩届かなかったウェンバンヤマだが、MVPなど個人タイトルを総なめに。6月22日のドラフトに臨む。(C)Getty Images

 現地時間6月22日に行なわれる「NBAドラフト2023」。そこでサンアントニオ・スパーズによる全体1位指名が確実視されている逸材、ヴィクター・ウェンバンヤマが母国フランスでの最終戦を終えた。

 ウェンバンヤマが所属するメトロポリタンズ92は今季、フランス1部リーグのPro Aでレギュラーシーズン2位の23勝11敗を記録。プレーオフでも順当に勝ち上がり、今月10日から行なわれた3戦先勝のファイナルに駒を進めていた。

 ファイナルの相手はシーズン1位(26勝8敗)で、欧州のトップチームが集うユーロリーグでも今季3位になった強豪モナコ。メトロポリタンズ92は第1戦(64-87)、第2戦(88-95)と連敗を喫し、背水の陣で臨んだこの日の第3戦も、前半に9点をリードしながら85-92で逆転負け。ウェンバンヤマは両軍最多タイの22得点、7リバウンド、4ブロックをあげるも、NBAドラフト前の最後の試合で有終の美を飾ることはできなかった。
 
 もっとも、今季は大きな注目を集めるなか“ドラ1候補”の名に恥じない活躍を披露した。

 レギュラーシーズンは全34試合に出場し、いずれもリーグトップの平均21.6点、10.4リバウンド、3.0ブロックのスタッツ3冠。昨年末に行なわれたオールスターでは史上最年少でMVP、3年連続のベストヤングプレーヤー賞(22歳以下の選手を対象とした賞)、ベストディフェンダー賞に加え、リーグ最高の栄誉であるMVPにも最年少で選ばれ、計7冠と個人タイトルをほぼ総なめにした。

 国内ラストゲームを笑顔で終えることができなかったウェンバンヤマだが、1週間後にはアメリカ・ニューヨークで華やかなスーツに身を包み、満面の笑みを見せていることだろう。バークレイズ・センターで開催されるドラフトでは、全体1位指名がほぼ確実。224cmのNBAプレーヤー誕生まで、もう間もなくだ。

構成●ダンクシュート編集部
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号