今オフ、ジョーダン・プールらとのトレードでクリス・ポールを獲得したゴールデンステイト・ウォリアーズ。来季、２年ぶり８度目の優勝を狙う2022年王者にとって、稀代の名司令塔の加入はリーグ制覇への大きな助けとなるだろう。

　ウォリアーズの面々も、ポールの加入を大いに歓迎しているようだ。『The Athletic』のインタビューに答えたステフィン・カリーとクレイ・トンプソンは、改めて新たにチームメイトとなる名PG（ポイントガード）について言及。カリーは「CP（ポール）が所属するチームはどこも良くなるんだ」と切り出し、こう続けた。

「それが彼について最も一貫してること。彼が誰であるか、そして彼がチームにもたらしてくれることなんだ」

　これまでポールはニューオリンズ・ホーネッツ（現ペリカンズ）、ロサンゼルス・クリッパーズ、ヒューストン・ロケッツ、オクラホマシティ・サンダー、フェニックス・サンズと渡り歩いてきたが、すべてのチームにおいて加入初年度の成績を前年から向上させている。とりわけ再建必至と思われていたサンダーですら勝率を伸ばしプレーオフへ導いたのだから、その手腕は本物だと言っていい。
  　トンプソンもカリーの意見に同意し、ポールの加入を心待ちにしているようだ。

「同世代で最高の選手と一緒にプレーできるのは、いつだって名誉なこと。クリスとは過去に何度も戦ってきたし、僕らを倒しそうになったチームを何度も率いたり、実際に2014年には僕らを打ち破ったりしていたから、ちょっと変な感じだけどね。

　彼は僕らが必要としている、落ち着いた存在感とリーダーシップの要素を加えてくれると思う。ステフと彼はともにノースカロライナ州出身ということで、長い付き合いがあるのは知っている。僕としても、素晴らしいパサーでありプレーメーカーである彼とのプレーに、スムースに馴染めるだろうね」

　ポールとの共闘が待ちきれない様子の２人。新たな実力者を加えたウォリアーズは来季、８度目のリーグ制覇を成し遂げることができるのだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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