フィラデルフィア・セブンティシクサーズのジェームズ・ハーデンは14年間のNBAキャリアで、得点王3回、オールNBAチーム選出9回、オールスター選出10回、ヒューストン・ロケッツ在籍時の2018年にはシーズンMVPに輝いたリーグ有数のスター選手だ。
33歳のガードは、シクサーズ2年目を終えた今夏にプレーヤーオプションとなっていた来季の契約を行使したが、チームとともにトレード先を探索することに。『ESPN』は新天地候補にロサンゼルス・クリッパーズとニューヨーク・ニックスを挙げている。
もっとも、6月30日のFA(フリーエージェント)マーケット解禁前はシクサーズ残留か、古巣であるヒューストン・ロケッツ復帰の二択と言われていた。ただロケッツは市場解禁後に司令塔のフレッド・ヴァンブリートと4年1億3000万ドル、スウィングマンのディロン・ブルックスと4年8000万ドル、センターのジョック・ランデールと4年3200万ドル、フォワードのジェフ・グリーンと1年600万ドルで合意しており、ハーデン復帰の可能性はなくなったと言っていいだろう。
ハーデンはロケッツでプレーした約9年間で平均29.6点、6.0リバウンド、7.7アシストと好成績を残し、15、18年のプレーオフではチームをカンファレンス決勝に導いた。本人にとっては全盛期を過ごした球団で「ヒューストンは俺のホーム」と語るほどだが、『The Athletic』のケリー・イコ記者はロケッツの若手の発言がハーデンの機嫌を損ねたと語っている。
事の発端は、今年5月にポール・ジョージ(ロサンゼルス・クリッパーズ)がホスト役を務めるポッドキャスト番組"Podcast P with Paul George"に出演したジェイレン・グリーンのコメントだ。
同番組でグリーンは今夏にロケッツ行きが噂されていたハーデンについて「助けになると同時に、害にもなる」と発言。これを受けてジョージも「ジェームズのようなボール独占型の選手を加えることで、(若手の)成長を妨げてしまうことになってしまう」と述べていた。
イコ記者は"NBA Show"で「(ハーデンは)ポール・ジョージとのポッドキャストでジェイレンが言っていたことを耳にした。ジェームズは毎年夏にヒューストンに来て、ジェイレンを指導し、一緒に汗を流していた。彼はジェイレンから『助けになると同時に、害にもなる』と言われたことが、あまり好きではなかった」と語った。
昨季は58試合で平均21.0点、リーグ1位の10.7アシストと依然としてハイレベルな力を持つハーデンだが、NBA優勝経験はなく、21年のロケッツ退団後はブルックリン・ネッツ、シクサーズとチームを転々としている。
8月に34歳を迎える元MVPは、来季どのチームでプレーすることになるのか。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】巧みなステップでディフェンダーを圧倒!超絶スコアラー、ジェームズ・ハーデンのキャリアを振り返り!
33歳のガードは、シクサーズ2年目を終えた今夏にプレーヤーオプションとなっていた来季の契約を行使したが、チームとともにトレード先を探索することに。『ESPN』は新天地候補にロサンゼルス・クリッパーズとニューヨーク・ニックスを挙げている。
もっとも、6月30日のFA(フリーエージェント)マーケット解禁前はシクサーズ残留か、古巣であるヒューストン・ロケッツ復帰の二択と言われていた。ただロケッツは市場解禁後に司令塔のフレッド・ヴァンブリートと4年1億3000万ドル、スウィングマンのディロン・ブルックスと4年8000万ドル、センターのジョック・ランデールと4年3200万ドル、フォワードのジェフ・グリーンと1年600万ドルで合意しており、ハーデン復帰の可能性はなくなったと言っていいだろう。
ハーデンはロケッツでプレーした約9年間で平均29.6点、6.0リバウンド、7.7アシストと好成績を残し、15、18年のプレーオフではチームをカンファレンス決勝に導いた。本人にとっては全盛期を過ごした球団で「ヒューストンは俺のホーム」と語るほどだが、『The Athletic』のケリー・イコ記者はロケッツの若手の発言がハーデンの機嫌を損ねたと語っている。
事の発端は、今年5月にポール・ジョージ(ロサンゼルス・クリッパーズ)がホスト役を務めるポッドキャスト番組"Podcast P with Paul George"に出演したジェイレン・グリーンのコメントだ。
同番組でグリーンは今夏にロケッツ行きが噂されていたハーデンについて「助けになると同時に、害にもなる」と発言。これを受けてジョージも「ジェームズのようなボール独占型の選手を加えることで、(若手の)成長を妨げてしまうことになってしまう」と述べていた。
イコ記者は"NBA Show"で「(ハーデンは)ポール・ジョージとのポッドキャストでジェイレンが言っていたことを耳にした。ジェームズは毎年夏にヒューストンに来て、ジェイレンを指導し、一緒に汗を流していた。彼はジェイレンから『助けになると同時に、害にもなる』と言われたことが、あまり好きではなかった」と語った。
昨季は58試合で平均21.0点、リーグ1位の10.7アシストと依然としてハイレベルな力を持つハーデンだが、NBA優勝経験はなく、21年のロケッツ退団後はブルックリン・ネッツ、シクサーズとチームを転々としている。
8月に34歳を迎える元MVPは、来季どのチームでプレーすることになるのか。
構成●ダンクシュート編集部
【PHOTO】巧みなステップでディフェンダーを圧倒!超絶スコアラー、ジェームズ・ハーデンのキャリアを振り返り!
関連記事
- 「ジョーダン、コビー、アイバーソンは相手を血祭りにあげるつもりで戦う」アリナスがレジェンドとレブロンの違いを語る<DUNKSHOOT>
- 「ものすごくショックだった」元セルティックスのスマートがトレード時の心境を吐露「僕のトレード話はないと聞いていた」<DUNKSHOOT>
- 名司令塔のポール、元MVPのハーデンがランクイン。“優勝未経験”のプレーオフ最多勝選手TOP10<DUNKSHOOT>
- 渡邊雄太はサンズと2年契約か。日本代表の先輩・富樫の“リーク”に本人も反応「これでWC(ワールドカップ)に全集中できる」<DUNKSHOOT>
- 「混乱を引き起こす厄介者も必要」ロケッツ入りした“トラブルメーカー”ブルックスをレディックが擁護「彼は価値ある選手」<DUNKSHOOT>