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NBA

名司令塔のポール、元MVPのハーデンがランクイン。“優勝未経験”のプレーオフ最多勝選手TOP10<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.06.14

実力は申し分ないポール(左)とハーデン(右)だが、依然として優勝には手が届いていない。(C)Getty Images

実力は申し分ないポール(左)とハーデン(右)だが、依然として優勝には手が届いていない。(C)Getty Images

 2022-23シーズンのNBAはデンバー・ナゲッツの優勝で幕を閉じた。チーム生え抜きのニコラ・ヨキッチとジャマール・マレーはキャリア初の栄冠、さらに今季加入した34歳のディアンドレ・ジョーダンとイシュ・スミス、在籍2年目の36歳ジェフ・グリーンとNBAキャリア10年以上を誇るベテランも初のリーグ王座を経験した。

 NBAでプレーするすべての選手がチャンピオシップ獲得を目指して戦っているが、なかには毎年プレーオフで上位に勝ち進みながら、頂点には手が届かずに現役生活を終えた者もいる。ここでは米サイト『Hoopshype』が取り上げた、優勝未経験でプレーオフ勝利数が多い選手のTOP10を紹介しよう。

■優勝未経験のプレーオフ最多勝選手TOP10(太字は現役)
10位タイ:デイル・デイビス、ジョージ・ヒル(75勝)
7位タイ:レジー・ミラー、ジェフ・ホーナセック、クリス・ポール(76勝)
6位:デリック・マッキー(77勝)
5位:アル・ホーフォード(82勝)
4位:ジェームズ・ハーデン(85勝)
3位:サム・パーキンス(88勝)
2位:ジョン・ストックトン(89勝)
1位:カール・マローン(98勝)
 
 1990年代にインディアナ・ペイサーズの先発パワーフォワードを務めたデイビスは、フィジカルを生かしたリバウンドに定評があり、プレーオフの通算オフェンシブ・リバウンド数(389)は歴代20位にランク。2000年にはファイナルに進出したが優勝は叶わなかった。

 ヒルは2008年にサンアントニオ・スパーズでデビューし、1年目からプレーオフを経験。13、14年にペイサーズでカンファレンス決勝、18年にはクリーブランド・キャバリアーズでファイナルに勝ち進んだ。キャリアの大半で強豪チームに在籍してきたが、スパーズ(08~11年)は14年、ミルウォーキー・バックス(18~20年)は21年と、自身が退団後に優勝する不運に見舞われている。

 ペイサーズで18年のキャリアを全うしたミラーは、絶対的エースとしてプレーオフでクラッチショットを連発。10位タイのデイビス、6位のマッキーとともに00年に悲願のファイナル進出も、シャキール・オニール&コビー・ブライアント率いるロサンゼルス・レイカーズに敗退。職人シューターのホーナセックは、ユタ・ジャズ時代の97、98年にマイケル・ジョーダンのシカゴ・ブルズの前に涙を飲んだ。

 現役のスター選手で優勝未経験の代表格に挙げられるポールは、ニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)とロサンジェルス・クリッパーズではカンファレンス準決勝の壁を越えられずに退団。18年にヒューストン・ロケッツで初のカンファレンス決勝、21年にフェニックス・サンズでファイナル出場と新たなステージに駒を進めたが、チャンピオンにはなれていない。今年5月に38歳を迎えた“ポイント・ゴッド”はサンズから放出の噂もあり、その動向が注目される。
 
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