FA交渉解禁初日に、ロサンゼルス・レイカーズと３年総額5100万ドルの再契約で合意した八村塁。残留決定後初の公の場は、ホームアリーナではなく、本拠地のベースボールスタジアムになりそうだ。

　MLBのロサンゼルス・ドジャースは、シーズン前半戦ラストとなる現地時間７月８日（日本時間９日）のホームゲームで、レイカーズの八村が始球式を務めると発表。相手は同じカリフォルニア州に本拠地を置くロサンゼルス・エンジェルスで、二刀流でメジャーを席巻する大谷翔平との交流も見られるかもしれない。

　ドジャー・スタジアムで行なわれるこの試合は、“ジャパニーズ・ヘリテージナイト”として開催。日本の文化を紹介する催しなどがあるようだが、LAで活躍する２大日本人スターの共演が実現すれば、これ以上の演出はないだろう。
  　２人は2019年11月に、大谷が八村（当時ワシントン・ウィザーズ）の試合を観戦に訪れ対面。レイカーズの本拠地で開催された試合前に、握手を交わして記念撮影を行ない、大谷はコートの最前列で当時ルーキーだった八村の奮闘を見守った。

　それから３年半の時が過ぎ、２人の立場も大きく変化。大谷はメジャーを代表するスーパースターに成長を遂げ、八村は今年１月に名門レイカーズに移籍し、プレーオフではチームのカンファレンス決勝進出に大きく貢献した。

　小学生時代は野球少年だったことでも知られる八村。ポジションはピッチャーだったが、同年代に豪速球を捕れる子がおらず、キャッチャーに転向、その後バスケの道に進んだという逸話も持つだけに、地元ファンの前でどんな投球を披露するのか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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